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2005/02/20(日)
<日本ハム>ダルビッシュ有投手が喫煙、謹慎処分に
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プロ野球・北海道日本ハムファイターズは20日、ドラフト1巡目で入団した新人のダルビッシュ有投手(18)=東北高3年=が春季キャンプ期間中にパチンコ店で喫煙したことを理由に、2軍キャンプ地の沖縄県東風平町から千葉県鎌ケ谷市の合宿所に帰して、当面の間、謹慎処分にすると発表した。 球団によると、ダルビッシュ投手は今月17日、那覇市内のパチンコ店で喫煙しているところを写真週刊誌に撮影された。本人に確認したところ、事実であることを認め、このほかにも数回パチンコ店を訪れ、喫煙していたことを認めたという。 沖縄県名護市内で会見した島田利正チーム統括本部長と岡本哲司2軍監督は「監督不行き届きだった」と謝罪。「ファンの皆様の期待を裏切るようなことをしてしまいました。これからは野球に集中していきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」というダルビッシュ投手の謝罪文を読み上げた。 謹慎期間について、島田本部長は「反省の色が見えるまで」としたうえで、「今後、ボランティア活動などにも参加させたい」と話した。また、未成年にもかかわらず、実名で発表したことについては「本人やご両親とも話し合ったうえでの判断」と述べた。 ダルビッシュ投手は昨年秋にも喫煙疑惑が報じられ、日本高校野球連盟が東北高野球部を厳重注意処分としていた。
■古田が「マツケン」にぶちキレた
一瞬でブルペンの空気が変わった。ヤクルト古田敦也捕手(39)が19日、自由枠ルーキー松岡健一投手(22=九州東海大)に強烈なカミナリを落とした。 ボールを受けていた古田が速球とカーブしか投げない松岡にフォークを要求。ところが持ち球でなく「いや、まだ練習中なんで…」と結局投げなかった松岡に怒鳴り声を浴びせた。「一生投げへんのか! 」それでも怒りは収まらない。古田は「もうええわ」とばかりに他の捕手に後の練習を託して、ブルペンを出て行ってしまったのだ。 何よりも強烈な古田のプロの洗礼だった。「そろそろムチを入れてもらわないと。プロで活躍している投手で縦の変化球を持っていない人はいない。頑張ってもらわないと」。 キャンプ中盤を過ぎてチームを引き締める意味もある。「(先発投手の)枠はたくさん空いている。6、7人必要だと言っても名前が出てこないじゃない。競争してもらわないと」。チームを引っ張る存在として、投手陣に活を入れたわけだった。 ショックを受けた松岡は全体練習終了後も居残り、ネットに向かってひたすらフォークを投げ続けた。「びびりました。自分の考え方が甘かった。これからは何でも投げます」。伊東投手コーチは「得意な球しか練習しないんじゃ、捕手の信頼も得られないしこっちも使いにくい。もうちょっと時間がかかりそうだな。今の状態だったら1軍のオープン戦は厳しい」と話しており、松岡の開幕1軍の望みは極めて薄くなった。だが素材は「川島にそっくり」と言われる即戦力。ここで奮起しはい上がれば、それがチームの財産になる。古田の声が響き渡り、それがチーム力を押し上げていく。
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