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2005/12/05(月) 石油温風機事故 修理済みでCO中毒 松下電器製
松下電器産業(本社・大阪府門真市)は5日、山形市で今月2日に同社製の石油温風機を使用していた82歳の男性が一酸化炭素(CO)中毒で意識不明の重体になる事故が起きたと発表した。温風機は10月8日に修理したが、ゴム製ホースから交換した銅製ホースがはずれ、不完全燃焼を起こしたことが原因とみられる。修理済みの機種で事故が起きたのは初めて。山形県警は、作業ミスが原因の可能性もあるとみて業務上過失傷害の疑いで捜査している。
 同型の温風機をめぐっては今年に入ってから、4件のCO中毒事故が相次ぎ、2人が死亡、7人が負傷。先月29日には経済産業省が、同社に対し、事故の危険性の周知と、製品の回収を徹底するように求める緊急命令を出したばかりだった。松下は新たに安全対策の見直しを迫られそうだ。
 松下と県警によると、男性は2日午前、自宅の寝室でぐったりしているのを、訪ねてきた家族が見つけた。病院に入院したが、意識のない状態が続いている。事故を起こしたのは86年8月〜87年10月に製造された機種。銅製ホースは、ねじが付いた金属製の輪で両端を締め付け、本体のパイプに付ける構造になっている。現地の関連会社、山形ナショナル電機の従業員が作業した。松下は「作業ミスか、設計上欠陥があったのか、現時点では分からない」と説明している。
 松下は今回の事故を受けた緊急措置として、6日から修理済みの温風機の所有者全員に対し、電話で異常の有無を確認するほか、使用中は十分に換気したり、就寝中は使わないように呼びかける。不完全燃焼警報機も設置する。
 一連の事故の原因になった温風機は、85〜92年に製造した「FF式石油温風機」と「石油フラットラジアントヒーター」の計25機種。温風機内部の燃焼用の空気を送る耐熱ゴム製のホース(内径2センチ)が老朽化のために劣化して亀裂が入り、不完全燃焼を起こす危険性があるとして、松下は銅製ホースへ無償交換を進めていた。
 これまで計約15万2000台が販売され、CO中毒の危険性があることが判明した今年4月以降、3分の1の約5万8000台の所在が判明している。そのうち約3万9000台が銅製のホースに交換済みで、約1万9000台はすでに廃棄されているという。ただし、まだ10万台弱の所在が確認されていない。
 業界基準では、石油温風機の品質保証期間は7年、販売して10年以上たつ商品は製造物責任(PL)法上、メーカーの賠償義務はない。しかし、松下の林義孝専務は会見で「被害者には誠心誠意、対応したい」と述べ、補償に応じる方針を明らかにした。
 問い合わせはフリーダイヤル0120・872・773。

 ◇修理済み製品の安全確認も指示 経産省
 修理済みだったはずの松下電器産業製の石油温風器で一酸化炭素中毒(CO)事故が発生したことについて、経済産業省は先月29日に同社に対し回収、修理などを求める緊急命令を出したが、「修理したことが原因による事故の可能性もあり、きわめて問題」と深刻に受けとめている。同省は5日、松下電器産業に対し、修理済み製品についても再度安全性の確認を行うことなどを指示した。


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