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2005/12/30(金)
みの節大全開!!台本無視のアドリブ連発でNHKも、マっ青!!
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31日放送の「第56回NHK紅白歌合戦」(後7・20)のリハーサルが30日、東京・渋谷区のNHKホールで行われ、司会を務めるタレントのみのもんた(61)が番組進行に憤慨した。台本通りの進行を重視するNHK側に対し、「相づちを打ちに来たみたいだ」と、民放とは勝手が違うことに渋い表情。制作サイドが慌てて「アドリブで結構。全て一任する」とみのを立てる側に回ったが、紅白史上前例のないアドリブ連発が予想されるだけに、NHKスタッフはハラハラしっぱなしの4時間20分となりそうだ。 みのに黄信号が灯りかけた。といっても、1月4日に手術を控えた持病の腰痛が原因ではない。
みの、仲間由紀恵(26)、山本耕史(29)、山根基世アナ(57)の司会の4人が並び、みのが紅白の開幕を宣言するリハーサルが行われた際、みのの間の取り方に、演出サイドが「テンポアップでお願いします」と要求。自身の司会術への注文とみたみのが「どういう意味?」と聞き返す。一瞬、周囲に緊張が走ったが、ディレクターが慌てて駆け寄って説明。みのはテンポを早めたが、内心は穏やかではない。
制作サイドの注文は一事が万事この調子。途中、みのは報道陣に「司会をやるために来たんだけどね」と皮肉たっぷりにチクリ。「話ができないからストレスがたまるよ。しゃべることで何か物語が生まれないと。単なる曲紹介じゃねぇ」。“視聴率男”の持ち味を“おもいッきり”引き出してもらえない不満をぶちまけた。
とはいえ、百戦錬磨のみの、NHKの要求も十分心得ている。加えて「司会はぼく1人じゃないから」と仲間、山本という本業が俳優の2人が台本を覚えるのに必死なことも承知しているだけに、返ってストレスがたまったようだ。
その鬱憤をはらすかのように、本番では封印の可能性が高い超絶口技を連発。出場者全員とのトークで「スキウタに2曲選ばれたのに、出られないって怒った人がいるんだから。橋幸夫さんですよ」とやって和田アキ子(55)から頭に空手チョップを入れられたり、紅白初出場となる松任谷由実(51)の紹介では、「ユーミン、よく出てくれましたね。この人、歌うまいんですか? 下手なんですか?」と仲間に質問。大トリのSMAPを紹介する際には、司会の山本に「ファイナルアンサー?」と呼びかける。その一言一言が会場を沸かせたが、紅白のスタッフはマッ青だ。
みのの力技に、芸能番組センターの茂手木秀樹部長は最後に「アドリブ結構。全て一任します」と降参。遠藤正雄プロデューサーも「歌を聞いた時の実感あるコメントを期待している」と言う他なかった。
掟破りのアドリブが視聴率を回復させるか、それとも裏目に出るのか。そのファイナルアンサーは視聴者によって審判が下される。
■キムタク「何でマイアヒなの」
今年の紅白で3度もステージに立つ人気グループSMAPが30日、公開リハーサルで意気込みを語った。木村拓哉(33)は「自分たちの周りに大トリというキーワードが浮かび上がった。光栄っすね。やたら気持ちが盛り上がってます」。中居正広(33)は「(高視聴率は)意外に曙、小川直也(笑い)。でも、大トリなんでベストを尽くします」。裏番組を意識しながらも、紅白を自分たちで盛り上げる決意を見せた。 昨年は出場を辞退してオフだったが、今年は新曲「Triangle」で2年ぶり2度目の大トリを務める。さらに「世界に一つだけの花」を出場者全員と合唱。企画コーナーではフジテレビ「SMAP×SMAP」で木村と稲垣吾郎(32)が踊ってブレークさせた「恋のマイアヒ」をカバーする。木村は「何でおれらがマイアヒを歌うのか謎ですけど」と、局側のなりふりかまわない演出を感じているようだった。
■ハプニングにカンカン…アッコ、NHKに不満爆発!
NHKのお粗末な段取りに、ゴッド姉ちゃんもカンカンだ!
まずは、リハーサル時のハプニング。ステージ中央のミラーボールの中から和田が登場する演出のため、1人が座ってやっと入れるほどのミラーボールに和田が大きな体を縮めて入った直後だった。
突然、開閉部分の位置を調節するためと、スタッフがミラーボールを回転。しかも位置がなかなか定まらないのか、ミラーボールは和田を中に入れたまま1回転、2回転、3回転…。歌手を入れたままやる必要はないだけに、和田が「今、2周くらいしているけど、大丈夫? 気持ち悪くなってきたんだけど…」と怪訝そうに尋ねても止まらない。結局1分ほど回された和田は、よろけながら出てくるや、皮肉たっぷりに「ハァー…、ハァー…気持ちわりぃ〜」とボソリ。目が回ったのか、続けて踊ったダンスにもまったくキレがない。
そんなこともあり、和田はその後の会見で、不満を爆発。「今年はスキウタとか言ってるけど、NHKは言ってることとやってることが違う」と切り出し、「WaTなんてデビューして1カ月ちょっとでしょ!?」「ある方なんて、スキウタに2曲も選ばれたからって、(紅白のために)衣装を5着も作っていたのに落選した」とスキウタ制度の意味に不信感を募らせた。
また、今年も松任谷由実(51)らが中継出演することに、「中継だと一緒にやっている盛り上がり感がない。そりゃ(事前の全体練習を)やらなくていいんだから、楽ですよ。だったら私も中継にしてほしい。ユーミンは好きだけどね」と批判。
その一方で、「昔は今みたいにバラエティー色が濃いものではなく、本来の歌合戦で、紅白に出れたら今よりもっと嬉しかった」と、“民放っぽい”と囁かれる近年の紅白に寂しさを見せていた。
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