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2005/12/25(日) <特急脱線転覆>3人死亡33人負傷 山形・JR羽越線
25日午後7時15分ごろ、山形県庄内町のJR羽越線砂越(さごし)―北余目(きたあまるめ)間の最上川にかかる「第2最上川橋梁(きょうりょう)」付近で、秋田発新潟行き特急「いなほ14号」=鈴木高司運転士(29)、6両編成=の前方から5両が脱線、うち3両が転覆した。JR東日本などによると、先頭車両に閉じこめられていた5人のうち3人が死亡。残る2人のうち女性1人が病院に搬送されたが、骨盤骨折で重傷。1人は車両内に取り残されている。毎日新聞が地元消防や複数の病院に取材したところ、26日午前1時現在で重傷の女性を含む33人が病院に搬送されており、重傷者がもう1人含まれているという。運転士も右目に軽傷。
 JR東日本新潟支社などによると、列車は1〜4号車が指定席で、5、6号車が自由席。指定券を購入した乗客だけで約30人が乗っていたという。自由席の乗客数は不明。現場は鉄橋の約100〜200メートル南の地点で、6両編成のうち先頭の6号車から2号車まで5両が脱線。うち6〜4号車が転覆、土手から数メートル下に転落して車両同士が折り重なった状態になった。JR酒田駅によると、同列車はポイント故障のため、同駅を1時間8分遅れて発車。県警の調べに鈴木運転士は「突風で車体が左側に浮き、そのまま脱線、転落した」と説明しているという。
 また、山形地方気象台によると、酒田地方は25日夕方ごろから西寄りの風が強まり、酒田地方に午後3時24分に暴風雪波浪警報を発令。事故が起きた午後7時過ぎは、降雪はなく、みぞれまじりの雨が降っていたという。同7時の積雪量は、転覆現場に最も近い酒田で28センチ、庄内町狩川で61センチ。酒田では同7時10分から10分間の最大瞬間風速は西南西の風21.6メートルだった。
 JR東日本本社によると、事故現場付近は風速が毎秒30メートルに達すると列車を停止し、25メートル以上では徐行運転する規定になっていたが、当時は規制値に達していなかったという。平常時の速度規制は時速120キロだった。
 ◇有力な原因は「突風」
 脱線の有力な原因としては、現場での突風が考えられる。国土交通省によると、鉄橋に設けられた風速による徐行や運転停止基準は、鉄道各社が現場の状況に応じて定めている。転覆したのは第2最上川橋梁(きょうりょう)の通過直後だが、同鉄橋での徐行や運転停止基準についての説明は、JR東日本社内でも数値の認識が異なり混乱している。
 現場は直線でやや下っており、脱線せずに線路上に残った最後尾の車両は同鉄橋から約250メートル地点にある。事故を受けて記者会見したJR東日本本社によると、同橋の速度基準は風速20メートルで警戒、25メートルで徐行、30メートルで停止だ。しかし、酒田駅は毎日新聞の取材に対し、現場の速度基準を「風速20メートルで徐行、25メートルで停止」と答えている。
 鉄橋などの風速計のデータは新潟支社輸送指令に伝わり、数値が規制値を超えた場合、アラームで駅や列車の運転士に徐行や停止の指示を行う仕組みになっている。同鉄橋には風速計が設置されており、同本社によると、事故発生直後の午後7時16分に計測した風速は約20メートルで、アラームは鳴っていなかった。
 JR秋田輸送指令室によると、事故を起こした「いなほ14号」が秋田駅を出発する前の午後4時58分、秋田県の雄物川の風速計が規制値の20メートル以上を観測。このため、羽後牛島―新屋駅間を25キロの徐行運転にし、同特急は規制に従って運行したことが分かっている。


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