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2005/12/19(月)
大雪 名古屋で23センチ 58年ぶり
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東海地方に18日から降り始めた雪は19日にピークを迎え、岐阜県の山間部で195センチ超の積雪を記録、名古屋市でも最高23センチ(午前8時)の積雪となった。名古屋地方気象台によると、同市では1947年以来58年ぶりの大雪で、12月としては45年以来60年ぶりの激しい雪となった。雪の影響で高速道路が通行止めになったほか、鉄道にも大きな遅れが出た。(社会面に関連記事) 名古屋での積雪としては、1947年2月3日に最高23センチを記録して以来の大雪。岐阜県白川村では、84年12月30日の175センチ以来の大雪。 各地の地方気象台によると、19日午前10時現在の積雪量は▽岐阜県白川村195センチ▽郡上市長滝158センチ▽高山市44センチ▽岐阜市で23センチ。愛知県内では同9時現在▽一宮市32センチ▽蟹江町27センチの積雪。三重県では同9時現在、いなべ市で36センチを記録した。 雪のため、東海道新幹線は上りが京都−豊橋間、下りは豊橋−新大阪間で時速70キロから230キロの徐行運転を行っており、最大83分の遅れが出た。ダイヤの乱れは終日続く見通し。在来線はJR東海道線が午前6時15分から約1時間にわたって大垣−米原間で運転を見合わせた。 名鉄、近鉄でも一部区間で始発から運転を見合わせたり、遅れが出ている。 高速道路は、東名・名神高速、中央道、伊勢湾岸道、名古屋高速は18日夜から通行止めが続いた。 気象台は岐阜県の岐阜・西濃、愛知県の尾張東部・西部、三重県北部に大雪警報を出し、雪崩や路面凍結による事故に注意を呼びかけた。 名古屋地方気象台によると、この雪は上空の気圧500ヘクトパスカルの地点で氷点下34.9度以下の寒気団が流れ込んだため。20日は高気圧に覆われ晴れ、日中は寒さも緩むが、最低気温は名古屋で氷点下5度になる見通しで、路面の凍結などに注意が必要だという。
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