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2005/12/31(土) 大勝負の勝利は???今日の注目対決の結果発表!!
■レコード大賞に倖田來未さん「Butterfly」
「第47回日本レコード大賞」(日本作曲家協会主催)が31日、東京・渋谷区の新国立劇場で発表され、倖田來未(23)の「Butterfly」が大賞に輝いた。紅白にも出場した倖田は、会場を慌ただしく移動。TBS系「CDTVスペシャル」のライブを含む3番組で見せたセクシー衣装は7着。持ち味の“エロ”満載で1年を締めくくった。最優秀新人賞は、男5人、女3人からなるダンス&ボーカルユニット「AAA(トリプルエー)」が、最優秀歌唱賞は水森かおり(32)が受賞した。

 「第47回日本レコード大賞」(日本作曲家協会主催)が31日、東京・渋谷区の新国立劇場で発表され、倖田來未(23)の「Butterfly」が大賞に輝いた。紅白にも出場した倖田は、会場を慌ただしく移動。TBS系「CDTVスペシャル」のライブを含む3番組で見せたセクシー衣装は7着。持ち味の“エロ”満載で1年を締めくくった。最優秀新人賞は、男5人、女3人からなるダンス&ボーカルユニット「AAA(トリプルエー)」が、最優秀歌唱賞は水森かおり(32)が受賞した。

 倖田が、夢にまで見た“女王”の座に君臨した。「すごく胸がいっぱい。何も言えない」デビュー6年目。小さな顔を両手で覆い、これまで苦労の道を歩んできただけに、涙を我慢できなかった。

 受賞後のパフォーマンスでは、涙でダンスこそ踊ることはできなかった。が、シャンパンゴールドの、豊満な胸がこぼれ落ちそうな、お尻まで見えそうなほど背中がパックリ開いたドレスに身を包み、涙をこらえ、受賞曲を精いっぱい熱唱。「本当にありがとう。露出が多いアーティストですが、来年は音楽性を伝えていきたい」と、歓喜のあいさつで締めくくった。

 昨年、“エロかっこいい”をキーワードに驚くべきスピードでスターダムにのし上がった倖田。ライブでは必ず見せる下着のような、極限まで露出にこだわった衣装。街中にはファッションをまねた“倖田嬢”が登場するなど“エロ”というキーワード自体、日本にはなかなか根付かないものだっただけに、昨年の倖田の活躍が日本の音楽シーンに与えた衝撃は計り知れない。

 倖田は、一昨年5月に発売した「キューティーハニー」から徐々に露出度を高め、その才能が開花しはじめた。昨年4月に出演した米国のアニメフェスでは、米国人を圧倒。同6月に都内で行った初単独公演ではSEXを思わせる過激ダンスでイメージを確実に決定づけた。

 倖田は、12月7日から年をまたいで12週連続リリースという前例のない企画の真っただ中に身を置く。1年間、絶えず見る者を驚かせ続けた倖田。まだまだ成長過程。レコード大賞という大きな勲章を手に、06年は一体どんなサプライズを見せてくれるのか―。


■あっけない白組勝利…大トリSMAPの後に集計機器トラブル
56回NHK紅白歌合戦(12月31日、東京・渋谷NHKホール)2年ぶりに大トリを務めたSMAPは「Triangle」を情感たっぷりに歌いあげ、感動のフィナーレを演出した。ところが、その感動の余韻もつかの間。続く集計で電光掲示板の数字が点灯しないハプニングが。

 なかなか数字が出ないことに、司会のみのが思わず「おい、どうするんだよ!!」と慌て、山根基世アナが「コンピューターの集計に時間がかかっています」とお詫び。携帯電話、BSデジタル、会場&審査員席の集計の際、本来なら数字がぐるぐる回ってから表示されるはずが、いきなり結果が表示。総計でも、白22687、紅19393と数字だけが表示されるという、あまりにあっけない白組勝利の瞬間だった。

■<PRIDE>吉田秀彦、小川直也にTKO勝ち
男子柔道の元五輪メダリスト同士、小川直也選手(37)と吉田秀彦選手(36)が31日夜、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで行われた総合格闘技大会「PRIDE男祭り」で対決し、吉田選手が1ラウンド6分4秒、腕ひしぎ逆十字固めを決めTKO勝ちした。
 小川選手と吉田選手は明大柔道部の先輩・後輩の間柄。1992年のバルセロナ五輪で小川選手が95キロ超級で銀メダル、吉田選手は78キロ級で金メダルを獲得。また94年の全日本選手権準決勝で対戦し、吉田選手が40キロ以上もの体重差をはね返して判定勝ち、小川選手の同選手権6連覇を阻止した。
 試合後、吉田選手は「2人とも柔道があったからこそ、このリングに上がれた」と語り、小川選手は「最初の(吉田選手の)足固めで左足が折れた。1分、1秒でも長くやりたかったが、足がもたなかった」と話し病院に直行した。


■ボビー 曙に勝った K−1Dynamaite!!
史上最強のド素人”ボビー・オロゴン(32)=ナイジェリア=が、元大相撲の横綱、曙(36)=武藤部屋=にまさかの勝利。グラウンドでのパンチでKO勝ち寸前まで追い込み、終始動き回って判定3―0で完勝した。前回のシリル・アビディ(フランス)戦に続く大勝利で、K―1、相撲をなで切り。新大みそか男に“就任”した。

2005/12/30(金) みの節大全開!!台本無視のアドリブ連発でNHKも、マっ青!!
31日放送の「第56回NHK紅白歌合戦」(後7・20)のリハーサルが30日、東京・渋谷区のNHKホールで行われ、司会を務めるタレントのみのもんた(61)が番組進行に憤慨した。台本通りの進行を重視するNHK側に対し、「相づちを打ちに来たみたいだ」と、民放とは勝手が違うことに渋い表情。制作サイドが慌てて「アドリブで結構。全て一任する」とみのを立てる側に回ったが、紅白史上前例のないアドリブ連発が予想されるだけに、NHKスタッフはハラハラしっぱなしの4時間20分となりそうだ。
 みのに黄信号が灯りかけた。といっても、1月4日に手術を控えた持病の腰痛が原因ではない。

 みの、仲間由紀恵(26)、山本耕史(29)、山根基世アナ(57)の司会の4人が並び、みのが紅白の開幕を宣言するリハーサルが行われた際、みのの間の取り方に、演出サイドが「テンポアップでお願いします」と要求。自身の司会術への注文とみたみのが「どういう意味?」と聞き返す。一瞬、周囲に緊張が走ったが、ディレクターが慌てて駆け寄って説明。みのはテンポを早めたが、内心は穏やかではない。

 制作サイドの注文は一事が万事この調子。途中、みのは報道陣に「司会をやるために来たんだけどね」と皮肉たっぷりにチクリ。「話ができないからストレスがたまるよ。しゃべることで何か物語が生まれないと。単なる曲紹介じゃねぇ」。“視聴率男”の持ち味を“おもいッきり”引き出してもらえない不満をぶちまけた。

 とはいえ、百戦錬磨のみの、NHKの要求も十分心得ている。加えて「司会はぼく1人じゃないから」と仲間、山本という本業が俳優の2人が台本を覚えるのに必死なことも承知しているだけに、返ってストレスがたまったようだ。

 その鬱憤をはらすかのように、本番では封印の可能性が高い超絶口技を連発。出場者全員とのトークで「スキウタに2曲選ばれたのに、出られないって怒った人がいるんだから。橋幸夫さんですよ」とやって和田アキ子(55)から頭に空手チョップを入れられたり、紅白初出場となる松任谷由実(51)の紹介では、「ユーミン、よく出てくれましたね。この人、歌うまいんですか? 下手なんですか?」と仲間に質問。大トリのSMAPを紹介する際には、司会の山本に「ファイナルアンサー?」と呼びかける。その一言一言が会場を沸かせたが、紅白のスタッフはマッ青だ。

 みのの力技に、芸能番組センターの茂手木秀樹部長は最後に「アドリブ結構。全て一任します」と降参。遠藤正雄プロデューサーも「歌を聞いた時の実感あるコメントを期待している」と言う他なかった。

 掟破りのアドリブが視聴率を回復させるか、それとも裏目に出るのか。そのファイナルアンサーは視聴者によって審判が下される。


■キムタク「何でマイアヒなの」

今年の紅白で3度もステージに立つ人気グループSMAPが30日、公開リハーサルで意気込みを語った。木村拓哉(33)は「自分たちの周りに大トリというキーワードが浮かび上がった。光栄っすね。やたら気持ちが盛り上がってます」。中居正広(33)は「(高視聴率は)意外に曙、小川直也(笑い)。でも、大トリなんでベストを尽くします」。裏番組を意識しながらも、紅白を自分たちで盛り上げる決意を見せた。
 昨年は出場を辞退してオフだったが、今年は新曲「Triangle」で2年ぶり2度目の大トリを務める。さらに「世界に一つだけの花」を出場者全員と合唱。企画コーナーではフジテレビ「SMAP×SMAP」で木村と稲垣吾郎(32)が踊ってブレークさせた「恋のマイアヒ」をカバーする。木村は「何でおれらがマイアヒを歌うのか謎ですけど」と、局側のなりふりかまわない演出を感じているようだった。

■ハプニングにカンカン…アッコ、NHKに不満爆発!

NHKのお粗末な段取りに、ゴッド姉ちゃんもカンカンだ!

 まずは、リハーサル時のハプニング。ステージ中央のミラーボールの中から和田が登場する演出のため、1人が座ってやっと入れるほどのミラーボールに和田が大きな体を縮めて入った直後だった。

 突然、開閉部分の位置を調節するためと、スタッフがミラーボールを回転。しかも位置がなかなか定まらないのか、ミラーボールは和田を中に入れたまま1回転、2回転、3回転…。歌手を入れたままやる必要はないだけに、和田が「今、2周くらいしているけど、大丈夫? 気持ち悪くなってきたんだけど…」と怪訝そうに尋ねても止まらない。結局1分ほど回された和田は、よろけながら出てくるや、皮肉たっぷりに「ハァー…、ハァー…気持ちわりぃ〜」とボソリ。目が回ったのか、続けて踊ったダンスにもまったくキレがない。

 そんなこともあり、和田はその後の会見で、不満を爆発。「今年はスキウタとか言ってるけど、NHKは言ってることとやってることが違う」と切り出し、「WaTなんてデビューして1カ月ちょっとでしょ!?」「ある方なんて、スキウタに2曲も選ばれたからって、(紅白のために)衣装を5着も作っていたのに落選した」とスキウタ制度の意味に不信感を募らせた。

 また、今年も松任谷由実(51)らが中継出演することに、「中継だと一緒にやっている盛り上がり感がない。そりゃ(事前の全体練習を)やらなくていいんだから、楽ですよ。だったら私も中継にしてほしい。ユーミンは好きだけどね」と批判。

 その一方で、「昔は今みたいにバラエティー色が濃いものではなく、本来の歌合戦で、紅白に出れたら今よりもっと嬉しかった」と、“民放っぽい”と囁かれる近年の紅白に寂しさを見せていた。

2005/12/29(木) 硫化水素ガス?母子3人死亡、父親も重体…秋田の温泉
29日午後5時ごろ、秋田県湯沢市高松の泥湯温泉にある屋外共同駐車場脇の雪山の中で、宿泊客が倒れているのを、捜していた「奥山旅館」従業員が見つけた。

 倒れていたのは、東京都豊島区西巣鴨2、東大助手松井泰(やすし)さん(47)一家で、市内の病院に運ばれたが、妻理恵さん(42)と長男で同区立清和小学校3年日々太(びいた)君(8)、二男で同1年智足(ちたる)君(6)が死亡、泰さんは意識不明の重体。4人は27日から3泊の予定で、同旅館に宿泊していた。

 湯沢署の調べによると、現場は、共同駐車場脇に除雪した雪を集めてできた高さ1メートルほどの雪山で、下を硫化水素を含んだ湯が流れているため、熱で雪が解けて内部が空洞になっていた。理恵さんら3人は空洞の中でぐったりし、泰さんは空洞の入り口から家族を救出しようとして手を差し伸べた状態で倒れていた。

 硫化水素ガスはふだん、風で大気中に拡散するが、積雪時には雪の壁でガスが滞留しやすくなり、危険性が増すという。同署は、空洞内にガスが滞留していたため、4人は呼吸障害を起こしたとみて調べている。

 同県湯沢保健所も29日、職員を現地入りさせ、一帯のガス濃度などを調査している。

 午後4時半ごろ、泰さんが旅館従業員に「家族3人が見当たらない」と連絡。泰さんと従業員が手分けして捜していた。旅館から共同駐車場までは約30メートルで、日々太君と智足君は駐車場で円盤遊具を使って遊んでいたという。

 同旅館では、2000年2月、宿泊客と従業員ら計21人が硫化水素ガスが原因とみられる目の痛みを訴え、市内の病院で手当てを受ける事故があった。

 地元消防本部によると、ガスの噴出が活発な区域については立ち入り禁止措置が取られているが、今回の事故現場は規制区域になっていなかった。当時、約2メートルの積雪があった。

 泥湯温泉は、岩手県境に近い秋田県東南部の山間にあり、やや白濁した湯が特徴。同温泉には民宿を含めて4軒の宿泊施設があるが、冬季は奥山旅館だけが営業しているという。近年の温泉ブームで都会からの旅行客も多い。

2005/12/28(水) 藤木直人、結婚!…交際9年、お相手は6歳年下のOL
俳優で歌手、藤木直人(33)=写真=が大学生時代に知り合った6歳年下の一般人女性、A子さん(27)と入籍したことが28日、分かった。この日、藤木が公式HPで「12月27日入籍致しました。お相手は一般の方で、長年お付き合いさせて頂いている方です」とファンに報告した。交際は9年に及び、藤木は芸能界での活躍を陰で支えたA子さんとの愛を貫き通した。

 1メートル80の長身に甘いマスク、早稲田大理工学部卒のインテリと、非の打ち所のないモテ男の藤木が、一途な愛を貫き通した。

 28日午後、ファンクラブの公式HPで「私事ではありますが、昨日12月27日入籍致しました」と報告し、「お相手が一般の方なので、詳しくお知らせできませんが、長年お付き合いさせて頂いている方です」とA子さんを紹介。「新たな責任感を励みに、役者業、音楽業に精進していきたいと思っています」と誓っている。

 関係者によると、新妻のAさんは都内のCM制作会社に勤務するOL。長身で目鼻だちのはっきりしたモデル風の美人で、これまで何度か女性週刊誌に取り上げられた女性という。出会いは大学生時代の9年前。藤木が所属していた早大のサークルに、他校の女子大に通ったA子さんが入部し、先輩後輩の関係から、すぐに交際がスタートした。

 当時、藤木は映画「花より男子」でデビューしていたものの、本業はあくまでも学生だった。Aさんは有名人の藤木を好きになったのではなく、普通の学生同士の恋愛だったという。

 その後、藤木は芸能活動を本格化させ、平成13年放送のフジテレビ系「ラブ レボリューション」で大ブレーク。トレンディー俳優として欠かせない存在となり、若い女性から熱狂的な人気を得るまでになった。が、藤木は華やかな世界の女優やタレントには見向きもせず、Aさんとの愛を着実にはぐくみ、Aさんも藤木を支え続けた。

 最近では本業の俳優のほか、ミュージシャンとしての評価も高い藤木。4月から日本テレビ系「おしゃれism」(日曜後10・0)でパーソナリティーに初挑戦するなど新境地も開いた。それも、Aさんという心の支えがあったからに違いない。

 来年4月スタートの主演ドラマも控えており、結婚したことで、ますます脂の乗った演技が期待できそうだ。


■藤谷美和子 電撃プッツン結婚

“元祖プッツン女優”として知られる藤谷美和子(42)が結婚したことが28日、明らかになった。お相手は、かねて交際が取りざたされていた演出家の岡村俊一氏(43)。今月はじめに婚姻届を提出した。出会ってから13年、紆(う)余曲折を経てのゴールイン。藤谷は「結婚しないと離婚できないから」と話しており、どこまでもわが道をいく“プッツン婚”だ。

 自由奔放な生き方で“元祖お騒がせ女優”として知られる藤谷。そのたびに周囲をぼう然とさせる仰天発言を残してきたが、こっそり届け出ていた結婚でも芸能史に残る“名言”を口にした。

 スポニチの取材によると、今月はじめに都内の区役所に婚姻届を提出。しかし後日、書類に不備があることが分かり、何度か訂正。結局「婚姻届がいつ受理されたのか、自分たちも認識していないという不思議な状態になっているみたいです」と関係者も苦笑い。「人生で一度きり」が前提の結婚も、藤谷にとってはそんな建前や常識はおかまいなし。電撃的に結婚した理由について「だって結婚しないと離婚できないでしょ?」と周囲に説明。どこまでもわが道をいく“プッツン”ぶりは、結婚する時も変わらなかった。

 岡村氏と出会ったのは、92年のフジテレビのドラマ「わがままな藤谷美和子様」。演出家と女優として初めて仕事をしたのだが、この作品は役に没頭して現実と虚構の区別がつかなくなった女優が主役で、まるで藤谷のドキュメンタリーだった。

 岡村氏は「蒲田行進曲」などをプロデュースし、演出家として「少年隊PLAYZONEシリーズ」「あずみ」を手掛けてきた敏腕。96年には初監督映画「スーパースキャンダル」(稲垣吾郎主演)、99年の舞台「新・幕末純情伝」でも一緒に仕事をするなど公私ともに尊敬し合う仲。「不器用なほどの役者バカ」といわれる藤谷の独特の感性、奔放な発言を大らかにやさしく吸収してくれる包容力が岡村氏にあるようだ。

 また岡村氏も、常識にとらわれず自由に生きる藤谷にほれ込んだ。知人らによると、2人は知り合ってから13年間で何度か破局を繰り返している。しかし、そのたびにどちらからともなく舞い戻ってきた。演出家として多くの役者を見てきた岡村氏は、親しい友人に「女優としてはもちろん、あらゆる面で、代わりになれる人がいないのが美和子。彼女の代わりだけはいない」と明かしている。

 藤谷は、来年にデビュー30周年をひかえた中での新たな人生の旅立ち。挙式の予定はなく、女優業はもちろん、大ヒット曲「愛が生まれた日」のような歌手活動もやりたいと話している。

2005/12/27(火) 加藤紀子結婚 元日入籍へ
年末の結婚、離婚ラッシュが続く中、タレント・加藤紀子(32)がクリエーティブディレクターの若槻善雄氏(43)と結婚することが27日、加藤の所属事務所から発表された。2人は2006年の元日に入籍予定。今秋からは同居を始めており、加藤はファクスで「どんな家庭を築いていけるか、今は楽しみな気持ちでいぱいです」とコメントした。
 デビュー13年、負け犬世代に半歩足を踏み入れた加藤に文字通り“新しい春”が訪れた。加藤が若槻氏と出会ったのは00年。当時、加藤はフランスに語学留学中で、若槻氏はパリコレクションの演出のためにフランスを訪れていた。友人を通して出会った2人だが、当時は恋愛に発展することはなかったという。
 今年に入ってから、2人は共通の友人を介して再会。5年経ってお互いを見る目も変わり、春ごろから本格的な交際がスタートした。交際は順調で愛は深まるばかり。秋ごろからは同居を始め、後はゴールまで一直線の展開となっていた。
 加藤は「交際期間としては短い中での結論ではありますが、信頼と安心の中ですごせている事に日々喜びを感じております。どんな家庭を築いていけるか、今は楽しみな気持ちでいっぱいです」と幸せいっぱいにコメント。入籍は年が明けたばかりの元日の予定だという。
 まさに年の初めのおめでたい話し。加藤は今後も仕事を続けていく予定で、新婚後の初仕事は来年1月2日、大阪厚生年金会館で行われるハロー!プロジェクトの冬のツアーでのMC。入籍の翌日からいきなりのお仕事となる。


■11時間ボウリングの男逮捕 料金払わず

ボウリング場で約11時間にわたり、48ゲームをひたすら1人で投げ続けた末に料金を支払わなかったとして、埼玉県警狭山署は27日、詐欺の現行犯で同県狭山市東三ツ木、無職中津忠容疑者(60)を逮捕した。
 調べでは、中津容疑者は26日午前11時40分ごろから午後10時50分ごろまで、同市内のボウリング場でゲームを続け、料金約2万4500円を詐取した疑い。
 会計の際に「友人が持ってくる」などと話したが、27日午前2時の閉店になっても払う気配がないため、店員が110番した。
 同署やボウリング場によると、中津容疑者の26日のアベレージは133で、44ゲーム目に最高スコアの187を記録した。

2005/12/26(月) 「優勝に貢献したい」清原が会見で“フォア・ザ・オリックス”決意
オリックス入りを表明していた前巨人の清原和博内野手(38)が26日、大阪市内のホテルで入団会見を行い、地元関西で迎える来季への決意を示した。契約年数は1年で年俸は2億5000万円プラス出来高払い、背番号は「5」。21日には中村紀洋内野手が入団。故仰木彬前監督が夢見た超重量打線がパ・リーグに革命を起こす。

 外したピアスが決意の表れだった。新天地に踏み出した清原は、会見の壇上で屈託のない笑みを何度も浮かべた。

 「一番僕を必要としてくれるのは関西のチーム。仰木さんの存在もあった。後ろを振り返ることなく、新しい第一歩を踏み出したい」

 幼い頃からの夢を追い97年にFAで巨人に移籍。だが8月29日、9年間在籍した巨人から戦力外通告を受けた。さらに2日後には左ひざ手術。心身ともにどん底に落ちた大砲に救いの手を差し伸べたのが今月15日に死去した仰木彬前監督だった。「仰木さんも喜んでくれていると思う。チームの優勝のために、勝利に貢献できるヒットなりデッドボールなりを得たい」。20日の入団表明時には涙を流して仰木氏への思いを語った。あれから6日。亡き師への思いは決意へと変わった。

 PL学園時代以来、実に20年ぶりとなる関西球団でのプレー。
 西武時代の96年以来、10年ぶりのパ・リーグ復帰。25日にはティー打撃も開始しておりリハビリは順調に進んでいる。

 「万全の形でキャンプインして、開幕を迎えたい。個人の成績の満足よりチームの優勝、日本一が最高の喜び」。関西に、オリックスに呼ばれた意味は痛感している。中村とともに、清原の野球人生をかけた戦いが始まる。

■松井WBC不参加決定!!王監督に伝えた

ヤンキース松井秀喜外野手(31)が26日、来年3月に初開催される国別対抗戦「ワールドベースボールクラシック」(WBC)に出場しないことを決意した。この日、混乱を避けるため関係者が福岡入りして、日本代表監督であるソフトバンク王貞治監督(65)に出場しない意向を伝えた。再三の出場要請にも、開催時期や大会の趣旨などに賛同できなかった松井は、これまで態度を保留。ぎりぎりまで苦悩した末、今回は「JAPAN」のユニホームを着ないことを決断した。
 松井の気持ちは、WBCへ傾かなかった。この日夜、混乱を避けるため、松井の代わりに関係者が福岡に王監督を訪ね、WBCに出場しない意志を伝えた。日本の4番として期待され、今月9日には松井の分を空けたまま、日本代表メンバーが発表されもした。WBCについて聞かれるたびに苦悩の表情で態度を保留してきた松井は、ギリギリまで悩んだ末に、代表の力にはなれないと判断したようだ。代表チームへの影響、代わりに出る選手のことを考えると、年内がタイムリミットだった。
 どうしても、大会そのものに賛同することができなかった。シーズンへの影響が避けられない3月という開催時期や、投手に球数制限が設けられる方向にあるなどプレーに制限があるため、真剣勝負とは言えない大会趣旨に納得できなかった。ヤ軍ファンのため、シーズン162試合を大事にしたい気持ちもあった。11月上旬に、王監督が松井を日本代表へ呼ぶ意向を示した当初から、WBCという大会に対する気持ちは後ろ向きだった。
 それは同監督から直接ラブコールを受けた後も、変わらなかった。今月2日には雑誌の対談のため、都内の料亭で会食。その席で出場を打診された。だが松井は「いろんなことを総合的に考える」と返答を避けた。その裏には、このままでは出場する気にはなれない、という思いがあったに違いない。
 そしてこの日、ついに出場しない意向を伝えた。これで例年通り、準備万端で大リーグ4年目に備えることができるとも言える。年末年始は、いつも通り地元石川・能美市で迎える。年明けからは、都内で体を動かし出す予定だ。日本代表入りしていれば2月から代表チームに合流し、そのまま東京ドームでのアジアラウンド、米国での2次リーグ、さらに準決勝、決勝と、戦っていかなければならない。代表入りしないことで、2月中ごろにフロリダ州タンパでキャンプインし、最大の目標である世界一へ、スロースターターらしくじっくりと調整に専念できる。
 もともと選手派遣に消極的だったヤ軍では、ポサダが球団の意向を受け、出場を希望していたにもかかわらずWBC出場を見送った。また米国とドミニカ共和国のどちらの国から出場するか注目されていたA・ロドリゲスは、両国を尊重するという理由から出場を取りやめた。ヤ軍以外でも、シーズンへの影響から出場を断念した大リーガーは少なくない。松井が出ないことは、日本代表には確かに痛い。ただこの決断は、大会のあり方自体に疑問を投げかけるものともなりそうだ。

2005/12/25(日) <特急脱線転覆>3人死亡33人負傷 山形・JR羽越線
25日午後7時15分ごろ、山形県庄内町のJR羽越線砂越(さごし)―北余目(きたあまるめ)間の最上川にかかる「第2最上川橋梁(きょうりょう)」付近で、秋田発新潟行き特急「いなほ14号」=鈴木高司運転士(29)、6両編成=の前方から5両が脱線、うち3両が転覆した。JR東日本などによると、先頭車両に閉じこめられていた5人のうち3人が死亡。残る2人のうち女性1人が病院に搬送されたが、骨盤骨折で重傷。1人は車両内に取り残されている。毎日新聞が地元消防や複数の病院に取材したところ、26日午前1時現在で重傷の女性を含む33人が病院に搬送されており、重傷者がもう1人含まれているという。運転士も右目に軽傷。
 JR東日本新潟支社などによると、列車は1〜4号車が指定席で、5、6号車が自由席。指定券を購入した乗客だけで約30人が乗っていたという。自由席の乗客数は不明。現場は鉄橋の約100〜200メートル南の地点で、6両編成のうち先頭の6号車から2号車まで5両が脱線。うち6〜4号車が転覆、土手から数メートル下に転落して車両同士が折り重なった状態になった。JR酒田駅によると、同列車はポイント故障のため、同駅を1時間8分遅れて発車。県警の調べに鈴木運転士は「突風で車体が左側に浮き、そのまま脱線、転落した」と説明しているという。
 また、山形地方気象台によると、酒田地方は25日夕方ごろから西寄りの風が強まり、酒田地方に午後3時24分に暴風雪波浪警報を発令。事故が起きた午後7時過ぎは、降雪はなく、みぞれまじりの雨が降っていたという。同7時の積雪量は、転覆現場に最も近い酒田で28センチ、庄内町狩川で61センチ。酒田では同7時10分から10分間の最大瞬間風速は西南西の風21.6メートルだった。
 JR東日本本社によると、事故現場付近は風速が毎秒30メートルに達すると列車を停止し、25メートル以上では徐行運転する規定になっていたが、当時は規制値に達していなかったという。平常時の速度規制は時速120キロだった。
 ◇有力な原因は「突風」
 脱線の有力な原因としては、現場での突風が考えられる。国土交通省によると、鉄橋に設けられた風速による徐行や運転停止基準は、鉄道各社が現場の状況に応じて定めている。転覆したのは第2最上川橋梁(きょうりょう)の通過直後だが、同鉄橋での徐行や運転停止基準についての説明は、JR東日本社内でも数値の認識が異なり混乱している。
 現場は直線でやや下っており、脱線せずに線路上に残った最後尾の車両は同鉄橋から約250メートル地点にある。事故を受けて記者会見したJR東日本本社によると、同橋の速度基準は風速20メートルで警戒、25メートルで徐行、30メートルで停止だ。しかし、酒田駅は毎日新聞の取材に対し、現場の速度基準を「風速20メートルで徐行、25メートルで停止」と答えている。
 鉄橋などの風速計のデータは新潟支社輸送指令に伝わり、数値が規制値を超えた場合、アラームで駅や列車の運転士に徐行や停止の指示を行う仕組みになっている。同鉄橋には風速計が設置されており、同本社によると、事故発生直後の午後7時16分に計測した風速は約20メートルで、アラームは鳴っていなかった。
 JR秋田輸送指令室によると、事故を起こした「いなほ14号」が秋田駅を出発する前の午後4時58分、秋田県の雄物川の風速計が規制値の20メートル以上を観測。このため、羽後牛島―新屋駅間を25キロの徐行運転にし、同特急は規制に従って運行したことが分かっている。

2005/12/24(土) <フィギュア>女子SP トップ荒川、2位村主、浅田は3位
フィギュアスケートのトリノ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権第2日の24日は、東京・代々木第1体育館で女子ショートプログラム(SP)、アイスダンスのオリジナルダンス(OD)、男子フリーが行われた。代表枠3を争う女子は、04年の世界チャンピオン、荒川静香(プリンスホテル)がほぼ完ぺきな演技を見せ68.76点でトップ、村主章枝(avex)が2位につけた。グランプリ(GP)ファイナル優勝の浅田真央(グランプリ東海ク)はジャンプでミスして3位スタートとなった。4位に恩田美栄(東海学園大職)が入り、中野友加里(早大)が5位、安藤美姫(中京大中京高)は6位。
 代表枠1のアイスダンスは規定1位の渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)がODでもトップでリードを広げた。男子は、SPトップの織田信成(関大)、2位の高橋大輔(同)が、最終グループで代表枠1と初優勝をかけて争う。
 最終日の25日はアイスダンスと女子のフリーの後、五輪代表選考を行い、エキシビションの場で発表される。
 ▽恩田美栄 (今季最高の演技で4位)ジャンプとスケーティングは完ぺきと思う。フリーでは練習してきたことと自分を信じて、逃げないでやりたい。
 ▽中野友加里 (ノーミスの演技で5位)疲れが残る中でこれだけ滑れたので95点。GPファイナルより緊張した。ジャンプは着氷で腰が曲がって見栄えがよくなかった。
 ▽安藤美姫 (大きなミスなく6位)ルッツ―ループ(3―3回転連続ジャンプ)の回転不足が悔しい。その他は良かったと思う。これ以上負けることはないと思って臨んだ。
 ◇元世界女王の貫録 荒川SP首位
 伸びやかで堂々とした演技に、元世界女王の貫録がにじみ出ていた。上位6人が実力を発揮し合うハイレベルな争いで、SPトップに立ったのは荒川だった。
 冒頭の3―3回転連続ジャンプは「まだ自信がなくて」3―2回転に自重して降り、その後もジャンプを無難に降りた。中盤には左足を上げたY字スパイラルを数秒間維持し、さらに手を離して滑る新しい大技も披露。深くエッジの乗った安定感のある滑りは、だれにも真似できない美しさ。プログラム構成点は5項目中4項目が8点台だ。
 「SPは苦手意識があったが、課題としてきたことができた」と本人も満足そう。GPシリーズで2戦とも3位にとどまり、ファイナル進出を逃した。特にSPはステップやスピンなどで高難度の技を多く導入した分、ゆとりがなくなって本来の伸びやかさを失い、要素ごとのきめ細かさに欠けて得点を取りこぼしていた。
 この1カ月間、男子の高橋の振付師、ニコライ・モロゾフ・コーチの指導を受けるなどプログラムを手直し。前方に足を上げるスパイラルなどは捨てたが、独創性の高いY字スパイラルなどを入れて難度を上げてきた。
 五輪代表枠を争うライバルたちのノーミスの演技を見ても「伸び伸び滑っている人を見ると自分も落ち着く」と動じない。フリーに向けて「自分のためではなく、お客さんに見てもらおうという気持ちで滑りたい」。7年ぶりの国内での女王の座奪還、そしてトリノ切符獲得に向け、荒川の表情に自信が戻ってきた。
 ○…女子SPで、フラメンコの世界を情感豊かに表現した村主が2位に食い込んだ。有力選手の最後に登場した村主は「緊張して、いつもより硬かった」と話したものの、ジャンプを無難にまとめ、ステップやスパイラルで観客を魅了した。9月に右足の付け根を痛め、思うような演技からはほど遠かった今季だが、五輪代表選考の最後のチャンスに間に合った。「多くの方に迷惑や心配をかけた」という村主は、フリーのテーマの「希望の道」を引き合いに出して「五輪は雲の上にいるような大会だが、希望の道でかけ上がっていけるといい」と意欲を示した。
 ○…浅田真が珍しくジャンプをミスした。3回転ジャンプはコンビネーションも含めて完ぺきに跳んだのに、最後のダブルアクセル(2回転半)がシングルに。「思い切って行って、こけるといけない、と思って慎重に行き過ぎた」と苦笑い。それでも総要素点はトップで、ジャンプやスピンの質の高さを見せつけた。フリーでは「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2回入れる」と宣言。最終日はトリノ五輪のし烈な代表争いとともに、女子史上初の高難度演技にも注目が集まりそうだ。

2005/12/23(金) 「早く別れろ!!」瀬戸・西川の交際でサンズ野田社長が大説教
アイドル、瀬戸早妃(20)が23日、ニッポン放送のインターネット番組の24時間パーソナリティーに挑戦。所属事務所、サンズエンタテインメントの野田義治社長(59)をゲストに招いたまではよかったが、歌手、西川貴教(35)との熱愛騒動を大説教され、タジタジに…。さらに野田社長が、電波の向こうの西川に向けて「この野郎! 早く別れろ!」と怒鳴りつけた言葉を聞いて、瀬戸は今にも泣きそうに。2人の恋の行方は果たして…。〔写真:野田義治社長から大目玉を喰らう瀬戸早妃〕

 「今年はいろいろあったんだから、来年は頑張ってもらわないと。思いだすだけで頭にくるよ!!」

 瀬戸がサンタクロースの格好で、チャリティー番組「デジタル・チャリティ・ミュージックソン」のパーソナリティーを元気いっぱいに務め、野田社長をスタジオに招き入れた瞬間だった。

 社長は座るやいなや開口一番そう言って雷を落とし、畳み掛けるように「デビューしてからやっとここまできたのに、たった1行で無にされる怖さを知ってほしい。出版社に出向いて土下座して記事を柔らかくしてもらう苦労も考えてくれ」と嘆き節の連発が機関銃のように飛び出した。

 瀬戸の熱愛騒動は、今月9日発売の写真週刊誌「フライデー」に、T.M.Revolutionこと西川貴教とのツーショットを撮られ、深夜に西川の自宅マンションへ2人で消えたと掲載されたことで発覚。

 社長は番組内で、マネジャーに「スケジュールを白紙にしろ」と指示したことや、瀬戸に「仙台へ帰れ!!」と引退勧告したこと、さらに、仙台から瀬戸の母親を呼び寄せたことなどを暴露。「それぐらいしないと、後輩たちにも示しがつかない。親から頼まれて預かっているんだし、ファンへの責任もあるんだ」と説いた。

 さらに、番組が映像付きインターネットラジオであることを意識してか、画面の前で見ているであろう西川に向かって、「西川、この野郎! 早く別れろ」と激怒り。ただ、スタジオを立ち去る直前に、「俺が曲紹介するの? 『Burnin’ X’mas』で、T.M.Revolution」と西川のヒット曲を紹介。スタジオは爆笑に包まれた。

 瀬戸は「番組なのに、事務所で怒られているみたい」としょんぼりし、「社長が私のことを大切に思ってくれているのがよく分かりました。迷惑を掛けた分、頑張ります」としみじみ。果たして瀬戸は、社長の説教を素直に聞いて西川と別れるのか、注目される。

2005/12/22(木) 大雪 交通機関に乱れ 強風で停電も
12月に入り続いている記録的な大雪の影響で、22日も朝から空の便で欠航が相次いだ。
 午後1時現在、九州各地や名古屋、中国地方に向かう便を中心に日本航空で97便、全日空で128便が欠航し、2万人以上に影響した。各地の空港で除雪作業に手間取った。
 高知空港では午前7時56分、羽田行き日航1480便(乗員・乗客93人)が、離陸準備のため、誘導路を走行中、前輪が芝生に脱輪して立ち往生。乗客全員を降ろし、約2時間、滑走路を閉鎖した。けが人はなかった。同時刻ごろの気温は零下2度で、雪が降っていた。
 東海道新幹線は始発から、上下線で徐行運転。午前11時までに上下線58本が最大50分遅れ、約6万人に影響した。
 上越新幹線は停電の影響で同11時半ごろから長岡−新潟駅間の運転を見合わせた。

 ◇信号消え、エレベーター停止…新潟大停電

 列島に迫る低気圧は22日朝、日本海側に強風を巻き起こし、広範囲にわたって停電が発生した。新潟市では信号が消え、鉄道や車が次々と立ち往生した。火災やエレベーターの停止も相次ぎ、街は一時パニック状態に陥った。
 新潟市では同日未明から雪や雨が降り続き、午前8時ごろから突風が吹き始めた。まもなく市内の各所で停電が発生し、道路の信号も消えた。強風によって送電線が切れたとみられている。交差点付近では通勤の車が大渋滞した。
 同市堀割町では午前8時ごろ、木材会社「大和木材」から出火、火は風にあおられ隣接の新潟マツダ自動車有明台販売店にも及び、2棟計約930平方メートルを全焼した。このほかにも市内で火災が2件発生した。
 地上18階建ての県庁ビルには午前8時ごろ落雷があり、警察本部を含む庁舎内がすべて停電した。非常用電源も電流が流れ過ぎて故障した。パソコンやファクスはすべて使えなくなった。
 柏崎刈羽原発3号機(沸騰水型、110万キロワット)では、原子炉冷却材再循環ポンプの1台が停止し、出力が40万キロワットに下がった。
 新潟市内ではエレベーターが止まって中の人が閉じこめられるトラブルは12件確認された。給水ポンプが止まって断水するビルも続出した。電気は復旧してもすぐ消えるなど、不安定な状態は昼過ぎまで続いた。
 県立がんセンター新潟病院では、この日行う手術をすべて見合わせた。阿部郁男事務長は「CTやMRなどの機械に影響が出た。手術中に停電されると困るので安定的な復旧が確認されるまで見合わせる」と話した。
 上信越道上越高田インターチェンジ(IC)−中郷IC間では、悪天候の影響とみられるトラックと乗用車計4台の追突事故が発生し、2人が軽いけがを負った。両IC間は上下線で通行止めとなったほか、日本海東北自動車道の一部も強風で通行止めになった。
 電車がストップしたJR新潟駅では電灯が消え薄暗い中、JR職員が乗客への対応に追われた。出張で来た東京都文京区、会社員、鈴木敏郎さん(42)は「2時間以上も待っている。タクシーも使えない」と訴えた。
 新潟地方気象台によると、午前10時までに新潟市では最大瞬間風速33.2メートル、佐渡市で同35.7メートル、上越市で26.3メートルを記録した。

■鹿児島は史上最高11cm

鹿児島市では22日午前8時までの積雪が11センチとなり、1917年の9センチを更新して12月としては観測史上最高を記録。宮崎市では60年ぶり、鹿児島県・種子島で40年ぶりに12月の降雪を観測した。

 気象庁によると、西日本ではさらに積雪が続き、東日本も日本海側を中心に大雪となる見通し。東北北部の太平洋側でも積雪が見込まれる。23日午前6時までの24時間の降雪量は北陸、近畿北部、山陰などで70〜80センチに達する恐れもある。

 雪の影響で交通機関も乱れ、空の便では日本航空で112便、全日空で168便が欠航。東海道新幹線は浜松―新大阪駅間を通過する列車が徐行運転で約70分遅れ、山陽新幹線も最大約70分遅れた。

12月絵日記の続き


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