本日のニュース
その日にあった出来事で一番気になったニュースを載せていきます。
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年11月
前の月 次の月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
最新の絵日記ダイジェスト
2009/02/08 <覚せい剤>高知の漁港に120キロ 中国籍の3容疑者逮捕
2009/02/07 モンゴルで日本語教師の女性遺体、強盗殺人か…北海道出身
2009/02/06 <殺人>23歳女性死亡 ストーカー相談直後 埼玉・草加
2009/02/05 円天事件 波容疑者、逮捕直前ビール飲み熱弁「冤罪だ」
2009/02/04 <窃盗>どうやって?たった1メートルのすき間から壁に穴 銀座の宝飾店強盗

直接移動: 20092 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 1 月 

2005/11/18(金) 尚子完全復活に暗雲、右脚3カ所肉離れ
高橋尚子(33=ファイテン)の完全復活に、暗雲が漂った。明日20日の東京国際女子マラソン(国立競技場発着)を前に18日、都内ホテルで記者会見が行われた。高橋は、帰国翌日の11日の練習で、ヒラメ筋など右脚3カ所に軽度の肉離れを起こしていたことを明かした。ドクターストップもかかったが「止まった時間をもう1度、動かすため」と、強い意志でレース出場を断言。選手生命を脅かすリスクも背負いながら、2年ぶりのフルマラソンに挑む。
 高橋が突然、切り出した。ほかの招待選手の後、単独で会見した時だ。「皆さんに伝えなければならないことがあります」。ショッキングな報告だった。
 合宿先の米国から帰国した翌11日のこと。午前の練習中、高橋は右ふくらはぎにむくみを感じた。長時間のフライト後のむくみ−。初めはそう思っていた。だが15日に千葉・順大病院で受けたMRI(磁気共鳴画像装置)検査で、軽い肉離れ(筋膜炎)と判明。患部をかばったことで、右太もも裏、ふくらはぎの外側部分も同じ症状と分かった。
 念願の復帰レースを目前に、原因も特定できない思わぬアクシデント。女子柔道・谷亮子の主治医でもある桜庭景植医師には、無理をすれば目標の08年北京五輪にも影響する、と勧告された。選手生命の危機をも意味する宣告−。だが高橋は再起に懸ける気持ちを押し通した。「北京への第1歩として新たなスタート地点に立ちたい」。その熱意に負けた同医師から「痛みが増したら途中棄権する」ことを条件に、出場のGOサインをもらった。
 会見では「痛みは我慢できる範囲」と説明し終始、笑顔を絶やさなかった。恩師の小出義雄氏から独立したマラソン人生の再出発。レース前にあえて負傷の事実を明かしたのも、重圧にもなる隠し事はしたくなかったからだ。心の支えにもなっているチームQのメンバーの話になると、感謝の気持ちで目を潤ませた。
 幸い、軽めの練習はできている。この日は会見後に約1時間、皇居周辺で軽いジョギングをした。「出るからには優勝」と話しつつ「タイムは未知の世界」と自身でも予想はつかない。不安はある。だが大きなリスクを背負っても、東京で止まった時間は、東京でしか動かせない。高橋はいつものQちゃんスマイルで、再起のスタートラインに立つ。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.