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2005/11/17(木)
姉妹刺殺、部屋に火 帰宅直後、襲われる? 大阪のマンション
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十七日午前三時四十分ごろ、大阪市浪速区塩草二のマンション四〇一号室で火災があり、この部屋に住む飲食店店員、上原明日香さん(27)と妹の千妃路(ちひろ)さん(19)が病院に運ばれたが、死亡が確認された。いずれも胸などに刺された傷があり、大阪府警捜査一課は殺人事件と断定。帰宅直後の姉妹が襲われ放火されたとみて、浪速署に捜査本部を設置した。 火災はソファなど約五平方メートルを焼いたが、消防が間もなく消し止めた。 調べでは、部屋は約三十平方メートルの2K。明日香さんはベッドの上、千妃路さんは床に倒れ、顔や腕にも数カ所の切り傷があった。包丁(刃渡り一六・五センチ)が床に落ちていた。 姉妹はいずれもジーパン姿で、着衣に目立った乱れはなかった。財布は二つあったが、明日香さんのものにはカードしか入っていなかった。 消防隊到着時は部屋の鍵は窓を含めすべて掛かっていたという。中から人が出る際はドアの外でカードキーを使わないと施錠できないが、明日香さんのものとみられるキーは室内に残されていた。捜査本部は犯人が姉妹を襲ったあと鍵を掛けて逃げたとみて、ほかにもカードキーがなかったか調べている。 明日香さんはこの日午前一時すぎ、一人で自転車に乗って大阪市中央区の勤務先を出たという。 マンションでは午前二時から三時半ごろにかけて、複数の住民が「助けて」「キャー」という女性の悲鳴や男女の言い争うような声、どすんという物音を聞いていた。
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