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2005/11/11(金)
ロッテ 圧巻コールドで決勝進出
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アジア4カ国・地域のプロ野球リーグ王者による第1回「KONAMI CUP アジアシリーズ2005」は11日、1次リーグ2試合を行い、日本代表のロッテは台湾王者の興農を12―1の七回コールドゲームで下して2連勝、同リーグ1位で決勝進出を決めた。サムスン(韓国)は8―3でチャイナスターズ(中国選抜)を破った。ロッテは12日に2敗で1次リーグ敗退が決まったチャイナスターズと対戦。ともに1勝1敗のサムスン―興農の勝者が13日の決勝に進み、ロッテと顔を合わせる。 10安打12得点で7回コールド。圧勝劇での決勝進出に、バレンタイン監督も感嘆の声を上げた。「スゴ〜イデスネ〜!!きょうは素晴らしい打線と投手がいたので、ベンチでの仕事がなかったよ!!」。 それもそうだろう。投げてはエースの清水が7回1失点、11奪三振の好投。「(今季)最後の登板だったんで、しっかり調整して、いい結果を残せた」と満足そうに笑った。ボビーは「ストライクゾーンがいつもより広かったんじゃない?」と、得意のジョークでエースの投球を絶賛した。 打線も圧倒した。1番・西岡が四球と盗塁、敵失で三塁に進み、2番・今江が中犠飛。前日のサムスン戦と同じく、一回に得点した。これで完全にロッテペース。大塚、サブローも好機で走者をかえし、フランコは3安打の猛打賞。ベニーは2打席連続アーチで4打点と大活躍だ。 「確かに相手も力はあるが、われわれはもっと力のあるチーム。だから絶対に勝たなければならない」と強く言い放ったベニー。2月にキャンプでナインとともにアジア制覇の夢を誓い合った。「これだけ長いシーズンを戦うのは初めてだよ」と笑うが、最後まで野球ができる喜びを感じている。 ポストシーズンもこれで7連勝。初代アジア王者へ軽々と王手をかけ、上機嫌の指揮官も「オウエンノミナサン、ホントニ〜アリガトゴザマシタ!ドモッ!」と日本語も滑らかだった。あと2試合。夢のシーズンの最後には大きな勲章が待っている。
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