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2005/10/03(月)
「クセ者」攻守で存在感、巨人・元木が引退発表
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巨人は3日、元木大介内野手(33)の任意引退を発表した。巨人は同日までに元木に対して、来季の契約を結ばない方針を伝え、他球団からの誘いもあった元木自身も最終的に引退を決断した。
元木は大阪・上宮高時代に3度甲子園に出場し、3年春の選抜大会では準優勝の原動力となった。1989年のドラフトでダイエー(現ソフトバンク)から1位指名されながら、巨人入りを熱望、1年間の“浪人生活”を経て、翌年のドラフトで巨人から1位指名を受けて入団した。
レギュラーに定着することはできなかったが、当時の長嶋茂雄監督(現終身名誉監督)が「クセ者」と評するなど攻守両面で存在感のあるプレーが売り物だった。
今季は7月5日の中日戦で左太もも裏の肉離れに見舞われ、出場選手登録を抹消。その後の一軍出場はなく、40試合で打率3割1分7厘、8打点だった。
プロ15年間の通算成績は1204試合に出場して、66本塁打、378打点、打率2割6分3厘だった。
都内の球団事務所で会見した元木は、オリックスから入団の誘いがあったことも明かし、「自分なりに悩んだが、巨人が好きで、1年間待ってまでユニホームを着たこともあり、入団した時からユニホームが着られなくなったら引退すると決めていた。15年間応援いただきありがとうございました」と述べた。
巨人は10月5日に東京ドームで行われる広島との今季最終戦で、元木とともに、引退を発表した後藤孝志内野手、西山秀二捕手の引退セレモニーを行うことを決めている。
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