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2005/10/19(水)
茨城で震度5弱、関東・東北の広範囲で震度4
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19日午後8時44分ごろ、茨城県沖を震源とする地震があり、茨城県鉾田市で震度5弱を記録したほか、関東、東北地方の広い範囲で震度4を観測した。
気象庁によると、震源の深さは約48キロ、マグニチュードは6・3と推定される。
この地震の影響で、JR東北新幹線は、小山―那須塩原間で約5分間、運転を見合わせた。成田空港は点検のため、滑走路を一時閉鎖した。
鉾田市では、女性(78)がベッドから落ち顔に軽傷。千葉県浦安市でも、女性(63)が自宅で腰を打ち手当てを受けた。
地震予知連絡会の大竹政和会長(東北大名誉教授)は「茨城県地方の地下は、太平洋側のプレート(岩板)が陸側のプレートの下に沈み込んでおり、地震の巣。マグニチュード(M)6級の地震も、10〜20年ぐらいの間隔で観測されている」としている。
震度3以上の主な地域は次の通り。
▽震度4=茨城県水戸市、福島県郡山市、栃木県益子町、千葉県佐原市、旭市
▽震度3=茨城県常陸太田市、ひたちなか市、福島県福島市、白河市、栃木県日光市、今市市、千葉県銚子市、東金市、埼玉県さいたま市、熊谷市、東京都千代田区、中央区、神奈川県横浜市、川崎市、群馬県前橋市、沼田市、宮城県仙台市、石巻市、山形県村山市、南陽市、新潟県刈羽村、山梨県忍野村
◆東海村の研究用原子炉が自動停止◆
茨城県東海村では、日本原子力研究開発機構東海研究開発センターの研究用原子炉「JRR―3」(出力2万キロ・ワット)が自動停止した。同機構によると、作業員や外部の環境への影響はなく、午後10時5分に再起動した。
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