本日のニュース
その日にあった出来事で一番気になったニュースを載せていきます。
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年10月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新の絵日記ダイジェスト
2009/02/08 <覚せい剤>高知の漁港に120キロ 中国籍の3容疑者逮捕
2009/02/07 モンゴルで日本語教師の女性遺体、強盗殺人か…北海道出身
2009/02/06 <殺人>23歳女性死亡 ストーカー相談直後 埼玉・草加
2009/02/05 円天事件 波容疑者、逮捕直前ビール飲み熱弁「冤罪だ」
2009/02/04 <窃盗>どうやって?たった1メートルのすき間から壁に穴 銀座の宝飾店強盗

直接移動: 20092 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 1 月 

2005/10/13(木) 横浜身売りか!楽天がTBS株買収
横浜身売りか―。楽天の三木谷浩史社長(40)が13日、都内のホテルで会見し、TBSの株式を15・46%取得、筆頭株主になったことを明らかにした。TBSは横浜球団株の約70%を保有しており、このままでは複数球団の株式保有を禁じた「野球協約第183条」に抵触することになる。楽天の身売り、両球団の合併に発展する可能性は低く、球界関係者は横浜の身売りで決着するのではと見ている。

 三木谷オーナーの楽天がTBSの株式を15・46%取得し、筆頭株主になった。想定外の経済行為は球界に飛び火し、横浜の身売り問題に発展する可能性が出てきた。

 この日、巨人の渡辺球団会長は「一つの法人が二つの球団を持つことは(野球協約で)厳禁されている。それは三木谷君もよく知っているはずだ」と断言。日本プロ野球組織(NPB)でも協約違反を指摘する声が上がり、ある関係者は「横浜が身売りするしかないだろう」と予想した。

 三木谷オーナーが楽天と横浜に対して同時に実質的な支配権を持つことは協約で禁じられ、このままでいけば楽天と横浜が合併するか、どちらかが身売りするしかない。昨年、新規参入を果たしたばかりの楽天が、球団を身売りする可能性は低い。一方の横浜は、TBSが2002年にマルハから買収したものの球団経営に苦しみ、水面下で売却先を模索しているとも言われている。横浜の峰岸進球団社長がこの日、「合併するということはないと思う」と認めたように、両球団の合併も考えにくく、球界では横浜の身売りに発展するのでは―という見方が強まった。

 問題となるのは協約第183条(他球団の株式保有)。文化公共財としての野球の秩序の維持、野球興行の公正な運営などを理由に、一法人が複数球団に関与することを禁じている。

 楽天は楽天球団の株を100%所有。TBSは横浜球団の株の69%を所有している。筆頭株主になった楽天はTBSを通じて横浜に楽天球団が有利になるような働きかけができる―という疑念が生まれる。

 新規参入の際に協約の順守を宣誓した三木谷オーナーも、183条への抵触は理解しており、事実、この日の会見でも「一企業が複数の(球団の)オーナーシップを持つのは(協約上)好ましくない。コミッショナーや(11月4日の)オーナー会議で相談して、今後どうするかを検討していきたい」と、自ら説明する考えを示した。

 第183条のただし書きにあるように、楽天が横浜へ関与しないことを約束し、実行委員会とオーナー会議がこれを承認すれば問題はない。しかし、渡辺会長や三木谷社長が認識している通り、協約違反を指摘されることは確実だ。ならば、なぜ三木谷オーナーは違反と知りながら想定外の行動に出たのか。横浜も身売りは想定の範囲内なのか。

 ◇野球協約第19章 公正な試合確保のための利害関係の禁止

 ▽第183条(他球団の株式保有) 球団、オーナー、球団の株式の過半数を有する株主、または過半数に達していなくても事実上支配権を有すると見なされる株主(中略)は、直接間接を問わず他の球団の株式、または他の球団の支配権を有すると見なされる会社の株式を所有することはできない。

 ただし、オーナー、球団の株式の過半数を有する株主、または過半数に達していなくても、事実上支配権を有すると見なされる株主による他の球団の間接所有については、他の球団との利害関係が客観的に認められないと実行委員会及びオーナー会議が判断した場合は、この限りではない。(後略)

◆身売りも合併も否定せず

 三木谷オーナーはこの日、東京都内のホテルで午後5時から緊急会見を開き、約1時間にわたって経緯を説明した。TBS株の大量保有が、野球協約違反の疑いがあることについて「最初の例ではない」とニッポン放送がヤクルト、横浜の株を保有していた過去の例を示したが、その一方で「コミッショナー、オーナー会議などで相談して、今後どうするか検討していきたい」と、球界の先輩の顔を立てることを強調するしたたかさも見せた。

 「もしもオーナー会議で了承されなかった場合、楽天を手放してでもTBSと提携するのか?」との質問には否定も肯定もせず、「野球の問題以外にも整理しなくてはいけないことがある。先方(TBS)と相談する事項だと考えている」と、身売り、合併などに発展する可能性を否定しなかった。

 楽天ファンに対しては「球場工事で40億円(かかり)、監督問題でもイライラさせて、エクスパンションドラフトもやってもらえなかったが、経営陣は一生懸命やっている。どうぞ安心して下さい」と話し、横浜に対しては「我々が支配権を持ったわけではない。コメントは差し控えたい」とした。

 フルキャスト宮城は、今月末から2期工事に入る。07年にはオールスター招致も決まっており、東北撤退は考えにくい。逆に田尾監督解任で被った地元ファンの球団不信への巻き返し策として、横浜の“吸収合併”という手に打って出る可能性もある。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.