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2005/01/04(火)
漂流6日、奇跡の生還=185キロ沖合いで救助−マレーシア
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「アチェから流されてきました」−。インドネシア・スマトラ島沖の地震で大津波にのまれた同国バンダアチェ郊外に住む主婦が6日間にわたって海上を漂流した後、沖合185キロメートルでマレーシア漁船に救助され、奇跡的に生還した。 4日付の英字紙ニュー・ストレーツ・タイムズによると、救助された主婦はマラワティさん(23)。マラワティさんは海岸近くの自宅で地震に遭い、近所のモスク(イスラム礼拝所)に夫と避難しようとした瞬間、大津波にさらわれた。その後、長さ1メートルのヤシの木につかまり、海上を漂流。海面に浮かんでいた即席めんを食べるなどして飢えをしのいだ。 津波発生から5日後の12月31日、アンダマン海でマグロ漁を終えて帰還途中だったマレーシア・ペナン島の漁船「宏翔8号」(45トン)が必死に手を振るマラワティさんを発見して救助。今年1月3日午後に同島に到着した。足にけがをしている程度で命に別条はないというが、一緒に津波にのまれた夫の行方は分かっていない。
■<インド洋津波>邦人22人目の犠牲者は樋浦達夫さん
スリランカ南部・ゴールで遺体で見つかった日本人男性は4日、横浜市職員、樋浦達夫さん(57)と確認された。邦人の犠牲者は、タイで13人、スリランカ9人の計22人になった。遺体の着衣のポケットに樋浦さんの旅券のコピーが入っていたことから、知人が現地を訪れて確認した。スリランカを回る旅行中だった。
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