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2005/01/03(月)
層の厚さ見せた駒大 日体大は名門復活の予感
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今年も駒大は強かった! 第81回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日行われ、駒大が史上5校目の4連覇を達成した。
往路優勝こそ東海大に譲ったものの、駒大は選手層の厚さを見せつけた。トップの東海大から30秒遅れの2位でスタートした復路。6区の藤山が14秒差に詰め寄り、7区の糟谷にタスキを渡す。糟谷は3キロで東海大をとらえると、8キロから今大会初めてのトップに立つ。その後は一人旅で、見事に区間賞を獲得。8区の1年生・藤井は2位の東海大に27秒差、3位の日大に40秒差まで詰め寄られるも、つなぎの走りで1位をキープした。4年連続箱根を走る9区の塩川は最初から勢い良く飛ばすと、5年ぶりの区間新記録となる1時間8分38秒の快走。10区の柴田は4年にして初の箱根だったが、2分以上の貯金もあり、危なげない走りで大手町のゴールテープを切った。
駒大の大八木監督は、「復路には自信があったので、逆転できると選手にも言っていた。選手に恵まれて感謝している」と史上5校目の4連覇を達成した選手を褒めた。
2位には日体大。4位でタスキを受けた10区の山田が区間新記録を樹立する快挙で、昨年の9位から一挙に順位を上げた。5区を走ったルーキー北村、1区3位の鷲見、3区3位の保科ら、1、2年に逸材が多く、名門復活も近い。
打倒・駒大の1番手と目されていた日大は、8区で駒大に40秒差まで詰め寄るも、3位に終わった。往路優勝した東海大は若手の布陣で挑んだ復路。9区まで2位をキープしていたが、最後は力尽きて6位に沈んだ。
過去12回の優勝経験を持つ名門の早大は、かつてのエース渡辺康幸を監督に迎えて、3年ぶりのシード奪回に挑んだ。高岡が10区で歴代2位の記録となる快走を見たが、わずか22秒差で11位。3年連続のシード落ちとなった。
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