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2005/01/02(日)
島田紳助さんがTV番組で陳謝、芸能活動再開へ
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傷害事件で活動を自粛していたタレント島田紳助(48)が2日夜、日本テレビ「行列のできる法律相談所」の正月特番に生出演し、仕事復帰した。終了後に都内で会見した紳助は、芸能界引退も考えていたことを明かし、復帰については「複雑な気持ち」と話した。8本のレギュラー番組に順次復帰するが、被害者の女性マネジャー(40)は民事訴訟も辞さない意向で、前途は多難だ。 「複雑な気持ち。謹慎解除と言われてもまったくうれしくなかったです」。全8本のレギュラー復帰が決まったことを受けての会見だったが、普段の威勢のよさは影を潜めた。時折、目に涙をためていた。 謹慎期間中は「初めの50日は家を出なかった。家のそばを散歩したくらい。テレビも見なかった」が、刑事処分が決まった先月、1週間ほど知人が経営する沖縄の牧場で働いた。「自分を見つめ直す気持ちで牛の世話をしていた」という。「(芸能界を)辞めようか続けようか、ずっと考えた」とも。 牧場でしばらく仕事を続ける意向もあったが、所属する吉本興業から復帰要請を受けた。「吉本から『戻ってこい』と言われて。これだけ迷惑かけた僕なんかには『辞めます』という権限はない。この世界で『使えない』と言われたときが辞めるときや」と復帰を決意した。ファンや芸能人の仲間から激励の手紙や電話をもらい「僕は僕だけのもんやない。欲してくれる人がいる限りは頑張ろう」と決めたという。 被害に遭った女性マネジャーは現在、吉本興業を休職中。首の治療などで通院しており、心的外傷後ストレス障害(PTSD)も発症しているという。紳助の「引退」を求めており、民事訴訟も辞さない構えだ。その点を指摘された紳助は「そうならないように努力して、なったときには誠心誠意対応するだけです」。 今後については「人と会うのも怖い状態」「面白いトークができるのか全く自信がない」「『訴える』という言葉が(番組で)出るだけでへこみそう」。言葉は力なかった。
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