|
2005/01/12(水)
千葉包丁男 高校に侵入、女性職員が切り付けられ重傷
|
|
|
12日午前9時半ごろ、千葉県大網白里町細草の県立白里高校(増田照義校長、生徒数516人)で、校舎1階の事務室カウンターに男が現れ「卒業アルバムを見せろ」と要求した。事務職員の西之宮由香さん(38)が「プライバシーのため見せられない」と断ると、男はいったん屋外に出た後、すぐに戻り、事務室に侵入。持ってきた包丁で室内にいた西之宮さんに切り付けた。西之宮さんは県の救急用の「ドクターヘリ」で病院に搬送されたが、首や右手などを切られ重傷。 別の男性職員3人が男を取り押さえ、通報を受けて駆けつけた県警東金署員が殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。取り押さえた職員らも男に殴られるなどした。事件当時は授業中で、一時騒然となったが、生徒にけがはなかった。授業を午前中で切り上げ、生徒全員を下校させた。 調べでは、逮捕されたのは千葉市緑区内に住む無職の男(26)。自分の車で開いていた学校正門から侵入、包丁は車内に置いていたとみられる。昨年秋に入院したことがあるという。動機などを追及している。 近くの農家の女性(57)は「普段は静かなところなのに、こんな騒ぎになるなんて」と驚いた表情で話した。 現場はJR外房線大網駅から南東へ約7キロの田園地帯。町立白里中学校が隣接している。
|
|
|
|