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2004/09/08(水) 「表層深層」 プロ野球オーナー会議
◇頓挫した球界再編
◇ストの影におびえて迷走
 プロ野球の臨時オーナー会議は8日、来季はセ・リーグ6、パ・リーグ5の11球団による変則的な2リーグ維持を決めた。「10球団による1リーグ移行」は、もう1組の合併がまとまらずに頓挫。大揺れの球界再編劇は「結局は1球団削減されただけ」の中途半端な結末となった。選手会の予告しているストライキ回避の妙案も編み出せないまま、プロ野球はいびつな2リーグで2005年シーズンを迎える。
 ▽進路定まらず
 東京・帝国ホテルのオーナー会議場は、約600人もの報道陣でごったがえした。しかし出席者に「プロ野球の新時代」を切り開こうという生気は乏しかった。
 「オリックスと近鉄の合併も先送り意見が出た。ストライキの可能性もあるから。でも基本的に経営側の問題で、棄権した広島と当該球団を除く9−0の満場一致で決まった」(ロッテ重光昭夫オーナー代行)
 「セ6、パ5で決まり。仮定の話は出ましたよ。6、3だ、いや5なんぼだと…。でも仮定の話はやめようとなった」(ヤクルト堀澄也オーナー)
 「将来どうなるんだという意見は出たが、将来のことを今、考えてどうするんだということになった」(中日・白井文吾オーナー) 国民的娯楽プロ野球の指導者たちが、球界の進路を決める重要会議で迷走の議論を続けた。
 ▽大義よりエゴ
 2カ月前の7月7日のオーナー会議には主役が2人いた。西武・堤義明オーナーが「もう一つの合併交渉が進展中」と爆弾発言。これを受けて巨人・渡辺恒雄オーナー(当時)が「10球団になれば来季から1リーグ」とぶち上げた。その後、ファンや選手会から
「性急すぎる」「世論無視」と批判されたが、7月の会議には「1リーグでプロ野球を再興する」との活力はあった。
 しかし「再編パズル」は迷路にはまった。ダイエーとロッテの合併協議は、ダイエー本体の再建策が足かせとなって暗礁に。次の組み合わせとして浮上したロッテと西武の合併交渉は、土壇場の6、7日と2日間連続で行われたが決裂した。
 ロッテと西武の合併案は事態打開の切り札になるはずだったが、関係者によると西武側が「持ち株比率は西武8、ロッテ2」を提案し、ロッテが激怒。ロッテの重光オーナー代行は7日の再会談であらためて「対等合併」を求めたが、西武は応じなかったという。
「球界再編の大義より、最後に自球団のエゴが出た」と関係者は言う。
 ▽主役降板
 再編の主役の一方だった堤オーナーが調整に失敗し、もう1人の旗振り役、渡辺氏は球団の不祥事でオーナーを辞任し、表舞台から去った。合併交渉をまとめきれなかった堤氏は、「もっとスムーズに行くと思ったが…。まあきょうのことはきょうのこと。将来の話はまた落ち着いて」と歯切れが悪かった。
 この日のオーナー会議は、かつて渡辺氏が「たかが選手」と相手にしなかった選手会のストライキ予告におびえていた。「ストの交渉日はあと2日しかない」(重光氏)「選手の方も少し譲るというか、お互いに譲り合わないとこの問題は解決しない」(堀氏)。
 だが選手会が要求した第一の柱、球団合併の凍結は結果的には素通りし、スト回避への有効な手だてを打てなかった。スト突入のタイムリミットが迫る。


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