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2004/09/26(日)
<女子マラソン>渋井陽子が日本新記録で優勝 ベルリン
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第31回ベルリン・マラソンは26日、当地で行われ、女子で渋井陽子(25)=三井住友海上=が2時間19分41秒の日本新記録で初優勝した。従来の記録は高橋尚子(スカイネットアジア航空)が01年9月のこの大会でマークした2時間19分46秒(当時は世界最高記録)で、3年ぶりに更新した。女子の日本勢は00年の松尾和美(天満屋)以来、5年連続の優勝。2位には大南博美(UFJ銀行)が2時間23分26秒で入った。男子はフェリックス・リモ(ケニア)が2時間6分44秒で制し、日本勢は渡辺真一(山陽特殊製鋼)が2時間9分32秒で6位に入ったのが最高。 渋井は9位に終わってアテネ五輪代表を逃した大阪国際女子(今年1月)以来のマラソン出場。男性のペースメーカーを前後に従えて序盤から飛ばし独走でゴールした。 ▼渋井陽子の話 (高橋尚子の日本記録を5秒更新して)5秒かー。ま、いいか。(ゴールの)門(ブランデンブルク門)が待ち遠しかった。今までの苦しさが、きょうのバネになった。まだまだ、これからです。 【略歴】渋井陽子(しぶい・ようこ) 栃木・那須拓陽高から97年、三井海上(現三井住友海上)に入社。01年大阪国際女子で当時の初マラソン世界最高となる2時間23分11秒で優勝。その年の世界選手権(カナダ・エドモントン)は4位。02年10月のシカゴは3位。その後は左ひざなどの故障に苦しみ、アテネ五輪代表選考会を兼ねた今年1月の04年大阪国際女子では9位に終わり、代表を逃した。02年5月にマークした一万メートルの30分48秒89は日本記録。164センチ、46キロ。25歳。 ◇女子マラソン世界歴代10傑◇ (1)2.15.25 ラドクリフ(英国)03年ロンドン (2)2.18.47 ヌデレバ(ケニア)01年シカゴ (3)2.19.39 孫英傑(中国)03年北京 (4)2.19.41 渋井陽子(三井住友海上)04年ベルリン (5)2.19.46 高橋尚子(スカイネットアジア航空)01年ベルリン (6)2.20.43 ロルーペ(ケニア)99年ベルリン (6)2.20.43 オカヨ(ケニア)02年ボストン (8)2.21.06 クリスチャンセン(ノルウェー)85年ロンドン (9)2.21.16 カスター(米国)03年ロンドン (10)2.21.18 野口みずき(グローバリー)03年大阪 ※所属は現在。カスターは旧姓ドロシンの時の記録
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