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2004/09/12(日)
北朝鮮北部で9日に大爆発=核実験とは無関係か−付近にミサイル発射基地
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韓国外交筋は12日、北朝鮮北部の両江道で9日、大規模な爆発が起きたことを明らかにした。原因や被害規模は不明だが、死者150人以上が出た4月下旬の竜川の列車爆発事故より大規模との情報もある。韓国の鄭東泳統一相は12日の記者会見で、「爆発の兆候があったとの報告があり、確認中だ」と語った。 通信社・聯合ニュースによると、爆発は9日午前11時ごろ、中国と国境を接する両江道金亨稷郡で起きたとみられ、現場上空で直径3〜4キロのきのこ雲が観測されたという。爆発の痕跡は米国の人工衛星がとらえており、米国など関係国が事実関係の確認を急いでいる。 12日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、米情報機関が最近、北朝鮮の核開発に動きが出ていることをつかんでおり、核実験を準備中との見方もあると報じていた。鄭統一相は「一部で(核実験と)関連させる報道があるようだが、それとは関係ないと把握している」と語った。ロイター通信によると、米国務省当局者も「その種(核実験)のことを示すものは何もない」と述べた。 韓国内では、爆発現場一帯に大型の軍事施設が多く付近に弾道ミサイル発射基地があるため、これらの事故説や、鉄道事故説が浮上。このほか現場の郡名の「金亨稷」が、金正日労働党総書記の祖父で故金日成主席の父親の氏名から取られている点などから、反体制派による反乱ではないかとの説も飛び交っている
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