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2004/08/26(木)
アヌシュ再検査へ IOCが方針固める
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アテネ五輪の陸上男子ハンマー投げで金メダルを獲得したアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)に対し、国際オリンピック委員会(IOC)がドーピング(薬物使用)の再検査を実施する方針を固めたことが26日、分かった。 同選手は、22日の競技後のドーピング検査では違反は見つかっていない。しかし、IOCの有力理事が「他の事例もあり、疑いを抱いている」と述べ、再検査する意向を示した。アヌシュについては日本オリンピック委員会(JOC)が25日、徹底した調査をするようIOCに要請していた。 IOCは選手村開村から大会終了までの約4週間を「五輪期間」と定め、この間は競技後、抜き打ちを含めていつでもドーピング検査を実施できると規定している。アヌシュは既に帰国したが、アテネ五輪が閉幕する29日までに検査が行われた場合、違反があれば失格となり、金メダルがはく奪される可能性もある。同種目では室伏広治(ミズノ)が2位となっている。
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