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2004/08/22(日)
駒大苫小牧V、北海道勢初の甲子園制覇
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駒大苫小牧13―10済美(高校野球第16日決勝=22日)――北海道勢初の優勝を狙う駒大苫小牧(南北海道)と初出場で春夏連覇を目指す済美(愛媛)の激突は、駒大苫小牧が打撃戦を制し、初優勝。
大会史上、春夏を通じて北海道、東北勢の優勝はなく、優勝旗は初めて、「白河の関」を飛び越し、津軽海峡を渡った。
済美は一回、二死一、三塁から、西田が右中間を破るタイムリー二塁打で先制した。
駒大苫小牧はその裏、一死二塁から、林の右中間を破る三塁打で1点。さらに一、三塁と攻めたが、糸屋は三ゴロ併殺に終わった。
済美は二回、一死満塁から、小松の左翼犠牲フライで1点。さらに二死満塁から、連続押し出し四死球。この回3点を加えた。
駒大苫小牧は三回、二死三塁から、糸屋の右中間三塁打、佐々木孝の右中間二塁打で2点を返した。四回には、一死三塁から沢井の左翼線二塁打で1点差とし、さらに二死満塁から、佐々木孝の中前2点適時打で逆転。
しかし、済美は五回、二死二塁から福井の右翼への二塁打で同点。さらに六回、先頭・小松の左越え本塁打、西田の中前適時打、田坂の左越え二塁打で3点を勝ち越した。
駒大苫小牧は六回無死一塁から、糸屋の左越え2ランで1点差とし、二死二塁から五十嵐の左前適時打で追いついた。
駒大苫小牧は七回、二死三塁から佐々木孝、桑島、鈴木の3連続長短打で3点を勝ち越し。
済美は八回、無死満塁から田坂の中犠飛で2点差としたが、駒大苫小牧はその裏、二死二塁から、糸屋の中前適時打でリードを3点に広げた。
済美は九回、無死一、三塁としたが、後続なく無得点。駒大苫小牧は、北海道勢として春夏通じて初の全国制覇を果たした。済美の春夏連覇はならなかった。
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