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2004/08/31(火) こん平、入院していた…声帯を痛め1カ月
落語家林家こん平(61)が、声帯を痛めて都内の病院に入院していることが31日、分かった。こん平は今年5月ごろから声が出にくくなり、のどを滑らかにする薬を飲みながら仕事をこなしていたが、完全に治すために8月23日から1カ月の予定で入院した。そのためレギュラー出演している日本テレビ「笑点」は4日の収録分(12日放送)から4回程度休演することになった。
 31日には東京・浅草演芸ホールで、こん平の師匠の故林家三平さん追善「林家一門会」が開かれたが、こちらも休演した。三平夫人の海老名香葉子さん(70)は「(こん平は)のど以外はいたって元気なのですが、ここへ来るとまた大きな声を出して痛めてしまうと思ったので、むりやり休ませました」と話した。
 こん平は39周年を迎えた「笑点」で、桂歌丸とともに第1回から無欠勤で出演し続けているだけに、相当悔しがっている様子。こん平不在の間も特に代役を置かずに番組を進める方向という。香葉子さんによると、はっきりとした病名や治療法が明確になっていないため、近く総合病院で多角的に検査を受ける予定という。

2004/08/30(月) 五輪閉会式、日本は「笑顔」もラッシュ
燃えさかった聖火が、漆黒の空にゆっくりと消えた。17日間にわたって繰り広げられたアスリートたちの戦いが29日夜(日本時間30日未明)、幕を閉じた。108年ぶりに古里に戻ったアテネ五輪は空前の厳戒五輪でもあったが、テロの懸念は数々の感喜と涙の前に影をひそめた。過去最多のメダルラッシュに沸いた日本選手団。国家や宗教、人種を超え、「平和の祭典」の意味を改めてかみしめながら、五輪は次の北京へと引き継がれた。

 ギリシャ音楽と踊りと手拍子で始まった閉会式。祝典に続き、各国の旗手が登場した。日の丸を掲げた女子レスリング銅の浜口京子選手(26)。悔し涙を流した顔は、晴れ晴れとしている。

 3つのゲートから各国の選手がグラウンドに飛び込んできた。入り乱れて肩を組み、肩車し、スタンドに手を振る。

 敗北後も、日本選手団の主将として現地で日本選手を応援した男子柔道の井上康生選手(26)。握手攻めと写真攻めに遭っていた。

 「銀」「金」の女子レスリング伊調千春(22)、馨(20)姉妹は並んで入場。悔しがった千春選手にも笑顔が戻り、「銀は神様が『北京までやりなさい』と言ってくれたんだと思う」と、吹っ切れた表情を見せた。

 ライバル選手の禁止薬物使用で銀から金に繰り上がったハンマー投げの室伏広治選手(29)。数時間前の会見での複雑な表情とは一転、外国人選手らと談笑する姿がみられた。

 女子バレーボールの佐々木みき選手(27)は「世界一を目指すチームの意欲の高さを知った」。浜口選手もフランスのカヌー選手とユニホームを交換、「夢を追い続ける大切さを教わった。(北京に向けて)頑張ります」と話した。

 「平和と隣人愛の中で続いた忘れられないドリームゲームを閉会します」

 国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長が閉会宣言。聖火台の炎が静かに消えると、数千発の花火に続き、再び音楽と踊りが始まった。選手やボランティアが入り乱れ、観客も一体となって祭典の名残を惜しんだ。



■五輪=アヌシュ失格、室伏が繰り上げで金メダル

国際オリンピック委員会(IOC)は29日、アテネ五輪陸上男子ハンマー投げで優勝したアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)を ドーピング(禁止薬物使用)違反で失格処分とし、金メダルをはく奪した。2位の室伏広治が繰り上げで、金メダルを獲得した。
 IOCはドーピング疑惑のアヌシュに再検査を要求したが、同選手はこれを拒否。IOC規律委員会にも欠席したため、ハンガリー五輪委員会の会長が代わりに 出席し、潔白を主張した。
 金メダルを獲得した室伏は記者会見で「真実が明らかになり、本当にうれしい」と、IOCに感謝の気持ちを述べ、「メダルの色はいろいろとあるが重要なのは努力 していく姿勢。人生には金メダルよりもっと大切なものがある」と語った。
 日本は今大会の金メダル獲得数が、過去最多の1964年東京大会と並ぶ16個となった。

2004/08/29(日) 室伏広治に「金」メダル アヌシュが失格処分に
国際オリンピック委員会(IOC)は29日、アテネ五輪陸上男子ハンマー投げで優勝したアドリアン・アヌシュ(31)=ハンガリー=を、ドーピング(禁止薬物使用)検査に応じなかったとして失格処分にし、金メダルをはく奪することを決めた。これにより、2位だった室伏広治(29)=ミズノ=が繰り上がって優勝となる。今大会でドーピング違反により、メダルをはく奪されるのは6人目。室伏の繰り上げ金メダルで、今大会の日本の獲得金メダル数は16個となり、過去最多だった東京五輪(64年)に並んだ。
 アヌシュは22日夜に行われた決勝で、83メートル19をマークして優勝。競技後のドーピング検査では陰性とされた。しかし、十分な量の尿検体を提出せず、ドーピング検査規定違反で金メダルをはく奪された男子円盤投げのローベルト・ファゼカシュ(ハンガリー)のコーチがアヌシュ選手も指導していることなどから「検体すり替え」などの疑惑が浮上した。
 そのため、IOCは世界反ドーピング機関(WADA)を通じて、所定量の尿の提出するようアヌシュに指示。しかし、提出期限を過ぎてもアヌシュは応じなかった。
 IOCは29日、規律委員会を開いたが、アヌシュは欠席。代理人としてハンガリー・オリンピック委員会のパル・シュミット会長が出席し、アヌシュの金メダルの正当性を説明した。しかし、規律委はアヌシュのドーピング違反を認定。その後に開かれた理事会に上申され、理事会がアヌシュの金メダルはく奪を決めた。

2004/08/28(土) 巨人3位転落…桑田5失点KO“終戦”も
<ヤクルト6−3巨人>
巨人が桑田の「背信投球」で、7月7日以来となる3位に転落した。序盤で2点の先制点をもらいながら、3回途中5失点でKO。打球を左足首に受けるアクシデントもあったが、堀内監督はラミレスに浴びた3ランの配球を「攻め方を間違った」と苦言を呈した。今日29日に高橋由に代わり出場選手登録を抹消され、再び「谷間要員」に逆戻り。桑田にとっても“終戦”となりかねない、痛い1敗だ。
 桑田がうつむく。うなだれる。肩を落とす。今季、何度、目の当たりにしただろうか…。同点の3回1死二、三塁、カウント0−2。ラミレスにこん身の137キロを内角に投じる。しかし軽々と左翼席に運ばれてしまった。決して好調ではない主砲に浴びた1発。無残だった。「今日は試合にスムーズに入っていけたと思ったんだけどね…。大事な試合だったのに、申し訳ないです」。広報を通じてコメントを出し、試合中にベンチを後にしていた。
 霧雨を浴びながらベンチを出てきた堀内監督は「先発投手が耐えられないからなあ」と言って、そのまま言葉をのみ込んだ。初戦を落として、どうしても負けられない試合。しかし序盤のビハインドが、打線の反発力を失わせてしまった。さらに指揮官は辛らつな言葉をはく。「スピードのない投手が平気で内角に投げた。しかも0−2だろう。捕手も若いのかなあ」。取り返しがつかない1発に首をひねるばかりだ。
 開幕後は「谷間要員」として登板→抹消→登板を10日おきに繰り返してきた。難しいなりに調整して、登板日に合わせてきた。けが人などが出たためローテーション入りしたものの、結果が出ない。5失点以上は今季6度目と、ファンでなくとも目を覆いたくなる。わずか3勝、防御率6・47。かつての面影もない。エース上原が五輪から戻った。9月は6連戦が1度だけ。上原、工藤、高橋尚、久保、佐藤宏、林。現段階ではこの6枚が濃厚で、次回登板の保証すらない。
 首位中日が負けたが、ゲーム差を縮めるどころか3位に転落した。「3位?  負ければそうなるよ」と堀内監督も、そう答えるのが精いっぱい。栄光ある巨人のエースナンバーを19年間も背負ってきた男が、このまま沈んでしまうのは、あまりにも寂しすぎる。





■田南部が「銅」…男子レスリング13大会連続メダル

アテネ五輪男子レスリングフリースタイルが28日行われ、55キロ級の田南部力(警視庁)は3位決定戦でアミラン・カルダノフ(ギリシャ)に判定勝ちし、銅メダルを獲得した。

 男子レスリングは、不参加だった1980年モスクワ大会を除き、1952年のヘルシンキ大会以来、13大会連続でのメダルとなった。

 1次リーグ(27日)初戦で昨年の欧州王者ナミク・アブドゥラエフ(アゼルバイジャン)に判定勝ちで好スタートを切ると、第2戦でもインドの選手に判定勝ちし、2連勝で決勝トーナメントへ。

 そこでも、韓国の選手にテクニカルフォール勝ちして4強入りしたが、準決勝でスティーブン・アバス(米)に判定で敗れ、決勝進出を逃していた。

2004/08/27(金) シンクロ日本が銀=レスリングの田南部が準決勝進出−日本、メダル35個目
第28回アテネ五輪第15日は27日、当地を中心に行われ、シンクロナイズドスイミングのチームで日本が銀メダルを獲得した。シンクロの日本勢はデュエットと合わせ2大会連続の銀2個。これで今大会の日本のメダルは35個(金15、銀10、銅10)となった。
 テクニカルルーティンで2位につけた日本は、この日のフリールーティンで「武士道」をテーマに演技したが、連覇したロシアに及ばなかった。
 レスリングは男子フリースタイルが始まり、55キロ級の田南部力(警視庁)が準々決勝に快勝し、準決勝へ進出した。66キロ級の池松和彦(日体大助手)は準々決勝で惜敗。84キロ級の横山秀和(秋田商高教)は1次リーグで敗退した。
 陸上の男子400メートルリレー予選では、日本(土江寛裕、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治)が決勝進出。同50キロ競歩はロベルト・コジェニョフスキ(ポーランド)が3時間38分46秒で3連覇を達成。山崎勇喜(順大)は18分以上遅れて16位だった。
 馬術の障害飛越個人決勝では、杉谷泰造(杉谷乗馬ク)が1回目12位で2回目に進んだ。
 カヌー・レーシングの女子カヤックフォア500メートル決勝に進んだ日本(北本忍、鈴木祐美子、竹屋美紀子、足立美穂)は9位だった。

2004/08/26(木) アヌシュ再検査へ IOCが方針固める
アテネ五輪の陸上男子ハンマー投げで金メダルを獲得したアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)に対し、国際オリンピック委員会(IOC)がドーピング(薬物使用)の再検査を実施する方針を固めたことが26日、分かった。
 同選手は、22日の競技後のドーピング検査では違反は見つかっていない。しかし、IOCの有力理事が「他の事例もあり、疑いを抱いている」と述べ、再検査する意向を示した。アヌシュについては日本オリンピック委員会(JOC)が25日、徹底した調査をするようIOCに要請していた。
 IOCは選手村開村から大会終了までの約4週間を「五輪期間」と定め、この間は競技後、抜き打ちを含めていつでもドーピング検査を実施できると規定している。アヌシュは既に帰国したが、アテネ五輪が閉幕する29日までに検査が行われた場合、違反があれば失格となり、金メダルがはく奪される可能性もある。同種目では室伏広治(ミズノ)が2位となっている。

2004/08/25(水) 長嶋ジャパンは銅=日本、史上最多メダル−レスリング笹本が準々決勝へ
終盤に入った第28回アテネ五輪第13日は25日、当地を中心に行われ、野球の日本が3位決定戦でカナダに11−2で大勝し、銅メダルを獲得した。これで日本のメダル数は33個(金15、銀8、銅10)となり、1984年ロサンゼルス大会の32個を抜く史上最多となった。
 準決勝で敗れた日本は、城島健司(ダイエー)の先制2点本塁打など打線が爆発し、2大会ぶりのメダルを手にした。
 レスリング男子グレコローマンスタイルでは、60キロ級の笹本睦(綜合警備保障)が準々決勝へ進出。シドニー五輪銀メダリストで74キロ級の永田克彦(新日本プロレス)は1次リーグで敗退した。
 自転車で日本発祥の男子ケイリンに臨んだ伏見俊昭(日本競輪選手会)は敗者復活戦で姿を消し、トライアスロン女子の日本勢は関根明子(NTT東日本・NTT西日本)の12位が最高だった。
 カヌー・レーシングの女子カヤックフォア500メートルでは、日本(北本忍、鈴木祐美子、竹屋美紀子、足立美穂)が女子で初めて決勝に進出した。
 シンクロナイズドスイミングのデュエットはフリールーティン決勝。立花美哉、武田美保組(井村シンクロク)は11番目に演技し、最後の12番目がトップのロシアペア。 

2004/08/24(火) 女子レスリング 伊調63キロ級、吉田55キロ級が“金
伊調姉は銀メダル 浜口は「銅」
きずな深め姉妹躍動
 アテネ五輪から正式競技になった女子レスリングで55キロ級の吉田沙保里(中京女大)と63キロ級の伊調馨(中京女大)が優勝。今大会で日本が獲得した金メダルは計十五個となり、過去最多だった一九六四年東京五輪の十六個まで、あと一個に迫った。伊調馨の姉で48キロ級の伊調千春(中京女大)は銀、72キロ級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)は銅で、日本は全四階級でメダルを獲得した。二十二日に行われた女子マラソンでは野口みずき(グローバリー)が優勝し、日本勢が五輪2連覇を達成。土佐礼子(三井住友海上)が5位、坂本直子(天満屋)も7位に入り、日本勢は初の全員入賞を果たした。
 五輪新種目、女子レスリングで、伊調姉妹が金メダルに挑んだ。姉の48キロ級の千春(二二)と妹の63キロ級の馨(二〇)。深いきずなで辛苦を乗りきっての頂点への挑戦。先陣を切った千春は決勝で延長戦の末に敗れ銀メダル。馨は終盤に逆転、金メダルを獲得し駆け寄った姉から涙の祝福を受けた。
     ◇
 姉妹は「体重」と戦ってきた。千春は減量、妹は増量だった。
 昨秋の世界選手権51キロ級を制した千春。この階級は五輪では実施されないため、昨年十月の団体戦のワールドカップを最後に48キロ級に落とした。
 パワーとスタミナを失わずにどう体重を落とすか。ふだんの体重は約52キロのため、試合のたびに計量の四日前から体重を落とす。一、二日前はほとんど食べない。
 馨は食べねばならない。二〇〇一年までは旧56キロ級だったが一六六センチの長身を生かし五輪で実施される63キロ級へ。しかし初の国際大会となった二〇〇二年秋の釜山アジア大会は優勝候補に挙げられながら二位。体重は60キロに満たずパワー不足、体重の重要性を思い知らされた。三度の食事に間食がパン、ゼリー、ヨーグルト。夜食におにぎり、うどん。食べられない姉に食べきれない妹。勝つために耐えた。
     ◇
 協力も、あった。
 「プレーオフまでの五十日」が二人のきずなを、より強くした。馨は昨年十二月の全日本選手権、二月のクイーンズカップを連勝し五輪代表に決定。千春は全日本は勝ったが、クイーンズ杯で同門の坂本真喜子(中京女大)に負け、約五十日後の四月のプレーオフに臨むことになった。
 真喜子の姉は千春のライバルの日登美。伊調と坂本の「姉妹対決」と話題を呼んだ。千春と馨はコーチと選手の関係となって、濃密な時間を過ごした。
 「頭が高いよ」「それじゃ真喜子のタックルは防げない」。勝つことだけを考えた。千春は勝った。「馨がいたから強くなれた」。馨も「姉の執念、努力が勉強になった」と振り返る。
     ◇
 故郷の青森・八戸から京都の網野高に移ったのは千春。馨は愛知の中京女子大付高に進んだ。違う道をたどったが、大学は中京女子大でいっしょになった。そして同じ舞台ではともに決勝に進出。しかし、千春はメルニク(ウクライナ)に延長の末、一歩及ばず。「オリンピックの銀でも、うれしくない」。姉の悔しさを、馨は逆転勝利で晴らした。(鮫島敬三)
     ◇
 【レスリングの勝敗】(1)フォール勝ち(相手を押さえ込み両肩を1秒間マットにつける)(2)テクニカルフォール勝ち(得点差10点以上)−で決するが、(1)、(2)以外に3分2ピリオドを終え得点の多い方が勝者となる。同点の場合、3分の延長を行い先にポイントをとった方が勝ち。双方が3点に満たない場合も延長戦を行い、先に3点をとった方が勝ちとなる。
 延長戦でも決着しない場合は審判団の協議で勝敗を決する。伊調は判定基準の一つ、パッシブ(消極的選手に与えられるペナルティー)を受けていた。基準には、ほかに警告数やポイントの獲得内容などがある。

2004/08/23(月) アテネ五輪 野口 女子マラソン金 ハンマー投げ 室伏、無念の銀
アテネ五輪第10日の二十二日、陸上女子マラソンで野口みずき(グローバリー)が2時間26分20秒で優勝、前回シドニー大会の高橋尚子(スカイネットアジア航空)に続き金メダルを獲得した。女子マラソンはマラトンからアテネのパナシナイコ競技場までの片道コースで行われ、スタート時で気温35度と酷暑の中、野口は27キロすぎにスパートして独走。昨年の世界選手権覇者のキャサリン・ヌデレバ(ケニア)の追い上げをかわし、4度目のマラソンで五輪を制した。

 日本の金メダルは13個目で、一九七二年ミュンヘン大会に並び、最多の六四年東京大会の16個まであと3と迫った。女子マラソンの日本勢は九二年バルセロナ大会銀、九六年アトランタ大会銅の有森裕子から4大会連続でメダルを手にした。土佐礼子(三井住友海上)は2時間28分44秒で5位、坂本直子(天満屋)は2時間31分43秒で7位と日本勢は3人全員が入賞した。世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ(英国)は36キロ地点すぎで棄権した。

 男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)は最終6投目に82メートル91を記録したが、優勝したアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)の83メートル19に28センチ及ばず銀メダル。日本選手が五輪の投てき種目でメダルを獲得したのは初。男子百メートルはジャスティン・ガトリン(米国)が9秒85で優勝、2連覇を狙ったモーリス・グリーン(同)は9秒87で3位。

 体操の男子種目別決勝は3種目を行い、あん馬の鹿島丈博(セントラルスポーツ)が銅メダル。つり輪の冨田洋之(同)は4位。床運動の中野大輔(九州共立大)は6位、米田功(徳洲会)は7位だった。レスリング女子は1次リーグを行い、48キロ級の伊調千春(中京女大)、55キロ級の吉田沙保里(同)、63キロ級の伊調馨(同)、72キロ級の浜口京子(ジャパンビバレッジ)の4選手がそろって準決勝に進んだ。

2004/08/22(日) 駒大苫小牧V、北海道勢初の甲子園制覇
駒大苫小牧13―10済美(高校野球第16日決勝=22日)――北海道勢初の優勝を狙う駒大苫小牧(南北海道)と初出場で春夏連覇を目指す済美(愛媛)の激突は、駒大苫小牧が打撃戦を制し、初優勝。

 大会史上、春夏を通じて北海道、東北勢の優勝はなく、優勝旗は初めて、「白河の関」を飛び越し、津軽海峡を渡った。

 済美は一回、二死一、三塁から、西田が右中間を破るタイムリー二塁打で先制した。 

 駒大苫小牧はその裏、一死二塁から、林の右中間を破る三塁打で1点。さらに一、三塁と攻めたが、糸屋は三ゴロ併殺に終わった。

 済美は二回、一死満塁から、小松の左翼犠牲フライで1点。さらに二死満塁から、連続押し出し四死球。この回3点を加えた。

 駒大苫小牧は三回、二死三塁から、糸屋の右中間三塁打、佐々木孝の右中間二塁打で2点を返した。四回には、一死三塁から沢井の左翼線二塁打で1点差とし、さらに二死満塁から、佐々木孝の中前2点適時打で逆転。

 しかし、済美は五回、二死二塁から福井の右翼への二塁打で同点。さらに六回、先頭・小松の左越え本塁打、西田の中前適時打、田坂の左越え二塁打で3点を勝ち越した。

 駒大苫小牧は六回無死一塁から、糸屋の左越え2ランで1点差とし、二死二塁から五十嵐の左前適時打で追いついた。

 駒大苫小牧は七回、二死三塁から佐々木孝、桑島、鈴木の3連続長短打で3点を勝ち越し。

 済美は八回、無死満塁から田坂の中犠飛で2点差としたが、駒大苫小牧はその裏、二死二塁から、糸屋の中前適時打でリードを3点に広げた。

 済美は九回、無死一、三塁としたが、後続なく無得点。駒大苫小牧は、北海道勢として春夏通じて初の全国制覇を果たした。済美の春夏連覇はならなかった。

8月絵日記の続き


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