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2004/07/08(木)
<球団合併>前向き姿勢 ロッテの重光オーナー代行
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ロッテの重光昭夫オーナー代行は8日、パ・リーグが来季5球団で運営した場合、昨季約34億円だった自球団の赤字が、40〜50億円に拡大するとの具体的な数字を初めて明らかにし、「限度を超える。(2リーグ制は)崩壊への道となる最悪のシナリオ。はっきり言って(リーグ内で)合併しなければ生き残りの道はない」と強い危機感を示し、10球団による1リーグ制移行の必要性を強調した。そのうえで、新たな球団合併について「野球界発展のためにやることなら、いかようにも協力したい」と改めて前向きな姿勢を示した。
7日のオーナー会議で西武の堤義明オーナーが「もう一つの合併が進行中」と発言し、ダイエーとロッテの合併案が浮上していることが複数の関係者の話で分かったが、これについて、重光代行は「(他球団との接触は)第三者を通じても今までない」と強く否定し、「こちらから買収を持ちかけるのは信義に反する」とも述べ、自ら積極的に動く考えはないことも明らかにした。
さらに、申し入れがあった場合でも「千葉には素晴らしいファンがいるので離れない。『マリーンズ』も私がつけた名前で愛着もある。『ロッテ』を外したら球団経営する意味がない」と述べ、吸収合併を目指したい考えを明らかにした。
重光代行は、5球団での運営で「経営的に無理な状態になることは、どのオーナーも分かっている」と語り、合併と1リーグ移行に対するパ各球団の認識は一致しているとの見方も示した。
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