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2004/07/07(水)
根津甚八、自転車の男性はねる…男性は死亡
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俳優、根津甚八(56)が6日、東京・目黒区内で自家用車を運転中、自転車と衝突する事故を起こした。自転車に乗っていた男性(67)は頭を強く打ち、同日夕方に死亡した。所属事務所は同夜、「根津本人も、精神的に大きな衝撃を受けております。今後できる限りの誠意ある対応をしてまいる所存です」とのコメントを発表。警視庁碑文谷署は業務上過失致死罪の疑いで事情を聴き、近日中にも書類送検する。
碑文谷署の調べによると、事故は6日午前11時15分ごろ、東京都目黒区中根2の信号機のない交差点で起きた。根津はこの日オフで、1人で自家用車であるセダン型の外車を運転して通称・中根小通りを都立大学駅方向から奥沢方向へ走らせている途中、前方左側から自転車で横切ろうとした男性に気付くのが遅れ、交差点の真ん中で出合い頭に衝突。男性は頭を強く打っており、同日夕に死亡した。
通りは制限速度30キロの区道だが、近所の人の話によると、衝突した際には「ドーン」という大きな音がしたといい、音のした方向を見ると、男性は10メートル近くはね飛ばされていた。あお向けに倒れた男性はまったく動かず、救急車で病院に運ばれた。事故後、運転席のそばに根津は立っていたが、青白い顔でぼう然とした表情だったという。
根津が向かっていた方向にはゆるやかな上り坂があるため、以前からスピードを上げる車が多く、近所の人の話では、ここ3年で9件事故が発生した“魔の交差点”。交差点の手前には「この先の交差点 事故多発注意」とドライバーへ注意を促す看板があるほど。根津は同署の調べに対して、「安全確認が足りなかった」と話しているという。
根津の所属事務所は、この日夜、事故についてファクスで説明。「死去の報に接し、まことに痛恨の極み。故人の冥福をこころよりお祈りします」とし、今後は、誠意ある対応を行うとした。
事務所によると、ここ数年、根津は体調を崩していた時期があったので、現在は仕事を控えていたという。根津は2年前、眼を動かすことが難しくなり、視力が低下する「右眼下直筋肥大」で通院していたことがある。
同署では業務上過失致死容疑で事情を聴き、東京地検に書類送検する方針。
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