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2004/07/24(土)
アジア杯、日本が決勝T進出 タイに4―1
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サッカーのアジア・カップは第8日の24日、重慶で1次リーグD組を行い、日本がタイを4―1で破って2連勝をマーク。勝ち点を6とし、1次リーグ最終戦を残して決勝トーナメント進出(ベスト8)を決めた。前半早々、思わぬ先制点を許した日本だが、中村(レッジーナ)のFKで追いつくと、後半は中沢(横浜マ)や福西(磐田)の得点で突き放した。日本は28日、同組1位をかけてイランと対戦する。
イランとオマーンは、オマーンが前半に2点を先制したが、イランがロスタイムに追いついて引き分けた。イランは勝ち点4でD組2位、オマーンは勝ち点1で3位。2連敗のタイが最下位となっている。
◇前半は厳しかった
日本・ジーコ監督 前半は特に厳しい試合だったが、後半は日本の形が生まれ、点を取ることができた。(イラン戦も)集中力、精神力で乗り切り、グループ1位通過を狙いたい。
日本・中村 (前半の同点FKは)あの時間に入れることができてよかった。壁も低かったし、コースとスピードもよかった。後半は(小笠原)満男や本山が起点になってくれたので、僕はつなぐだけでよかった。
日本・中沢 1点目はこぼれ球を強くけったら入ってラッキーだった。2点目もいいボールが来てくれた。いい形で点が取れてよかった。簡単な相手ではないが、次も集中して戦いたい。
◇先制点はタイ
日本は一瞬の隙すきをつかれ、先制点を奪われた。カウンターから右サイドをドリブルで上がったスティーに中央への切り込みを許し、DFのマークも遅れてペナルティエリア手前でミドルシュートを打たせてしまった。左足から鋭く振り抜いたボールに、川口の手も届かなかった。
日本も21分、中村が得意の左足でけった約25メートルの直接FKがゴール右隅に決まり、同点に追いついた。試合開始直後、決まったかに見えた鈴木のヘディングがオフサイドになるなど、嫌なムードも漂いかけていただけに大きな一発だった。
だが、カウンターから思い切り良くミドルシュートを狙ってくるタイの術中にはまってリズムが悪く、同点のままハーフタイムを迎えた。
後半、日本は積極的に選手を入れ替えた。勝ち越しに成功したのは後半12分。セットプレーから小笠原が放ったシュートは相手DFに当たったが、こぼれ球を中沢が右足でゴール右隅に突き刺した。
日本は後半24分、三都主の左CKに福西が高い打点からヘッディングシュート。たたきつけたボールはGKの手を弾いてゴールに吸い込まれた。
日本は試合終了直前にも、中沢が自身2点目となるゴールを、ヘディングで決めた。
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