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2004/07/23(金)
ジェンキンスさん「再手術の必要なし」…病院が会見
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曽我ひとみさんの夫、チャールズ・ジェンキンスさんが入院している東京女子医大病院(東京都新宿区)は23日、記者会見を開き、ジェンキンスさんの病状について説明した。
病院側は「北朝鮮で今年4月に受けた前立腺手術は、傷口にうみは見られるものの、ほぼ完治している。再手術の必要はなく、入院後、体調は徐々に回復している」とした。具体的な病名は明らかにしなかった。
また、永井厚志副院長は、ジェンキンスさん自身が北朝鮮側から示唆されたとされる「深刻な病状」について、「検査では見つからず、幸いその可能性は極めて低い」とした。
しかし、ジェンキンスさんは医師らに「手術後、体重が10キロ落ちた」と話すなど、体力の低下や疲労感を訴えているという。院内の移動は車いすが必要で、病院食も3分の1ほどしか口にしていない。永井副院長は「強い精神的なストレスがうかがえる。ただちに日常生活に戻れる状態ではない」と話した。
同病院の医療チームは今後さらに約1週間の精密検査を行い、最終的な結論を出す方針。
同病院は、23日午前中に、病院を訪れた米大使館関係者と米軍医らに対し、病状について説明したという。
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