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2004/07/02(金)
北京:飲食店で「飲酒運転監視役」配置へ
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北京市の飲食店では2日から、「飲酒運転監視役」を配置し、飲酒運転に対する監視を強化する。中国新聞社が伝えた。
この監視役は、飲食店で飲酒をした客が運転するのを発見した場合、その客を引き止める権利を持つ。万が一、監視役の説得を聞かない場合には、交通警察「122」に通報する。
さらに、同市内の飲食店では、飲酒運転禁止を訴えるポスター30万枚を掲示。ポスターには、「飲酒運転スローガン」や「道路交通安全法」で定められた罰則などを併記し、ドライバーへの注意を呼びかけている。
同市交通管理局の統計データによると、2004年1−5月に同市で発生した交通死亡事故数は508件で、死亡者は564人に上る。そのうち、43人は飲酒運転が原因で死亡に至っており、交通死亡事故を引き起こす大きな要因として指摘される。
また同局の張景春・報道官は、「社会全体で飲酒運転の撲滅、安全意識の向上に取り組むことが重要」とのコメントを発表している。
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