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2004/07/13(火)
豪雨で3人死亡2人不明 堤防決壊、新潟・福島両県
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梅雨前線の影響で集中豪雨に見舞われた新潟、福島両県は13日、河川の堤防が決壊して広範囲に泥流があふれ、土砂崩れや家屋倒壊、冠水などの被害が拡大、3人が死亡、2人が行方不明になった。園児ら約100人が孤立してヘリコプターで救助されたほか、16市町村の約1万8000世帯に一時、避難指示や勧告が出た。 新潟県の平山征夫知事は自衛隊に災害派遣を要請し、被害対策本部を設置した。県は消防庁に緊急消防援助隊の派遣を要請し、東京消防庁などの救助隊が現地に向かった。 新潟県中之島町の中之島保育所は周囲に泥流が流れ込み、園児66人と職員ら11人が孤立、助けを求めていた周辺住民を合わせ計104人が夜までに航空自衛隊新潟救難隊のヘリ2機で全員救出された。同町では避難場所となった小中学校3校に一時、児童生徒ら約700人が集まった。 新潟県栃尾市で午後1時40分ごろ、農業今井喜八郎さん(83)の自宅裏山が崩れ、今井さんが土砂に埋まり死亡。出雲崎町でも土砂崩れで木造2階建て民家が埋まり南波久恵さん(72)が亡くなった。三条市では無職佐藤石太郎さん(78)宅が床上浸水し、体の不自由な佐藤さんが水死した。
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