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2004/07/12(月)
ソニー、家庭用ゲーム機の次世代機を来春発表へ
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ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の久多良木健社長は、ゲーム事業説明会で、次世代家庭用ゲーム機を来年春に米国で開かれる世界最大のゲームショー「E3」で発表することを明らかにした。久多良木氏はソニー<6758.T>副社長も務める。 久多良木社長は、「次世代機を来年の『E3』で発表する」と述べた。ただ、詳細については明らかにしなかった。 ゲーム市場でのライバルの任天堂<7974.OS><7974.OS>の岩田聡社長も6月、据え置き型ゲーム機について、来春の「E3」で新ゲーム機「レボリューション」(社内コードネーム)を発表する方針を表明している。ライバル2社が来春の「E3」で次世代機を発表することになった。 SCEは、携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル」(PSP)を年末に国内で発売する予定。久多良木社長は、「プレイステーション(PS)を始めるときにはテレビ1台にゲーム機1台が目標だった。PSPは携帯型だけに1人に1台を目指したい」と述べた。携帯型ゲーム機市場では、「ゲームボーイアドバンス」(GBA)を販売する任天堂が圧倒的な地位を築いている。久多良木社長は、「任天堂への対抗意識はない」としたうえで、「PS発売でゲーム市場が拡大し、任天堂の業績も向上し、マイクロソフト<MSFT.O>も参入してきた」と、市場の拡大を期待する見解を示した。 SCEによると、PSP向けソフトは、国内ソフトメーカー59社が参入し、ゲームソフト59タイトルが予定されているという。久多良木社長は、「9月開催予定の東京ゲームショーでソフトの販売本数が分かり、PSPについても詳細が分かるだろう」としていた。
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