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2004/06/21(月)
台風6号で4人死亡、2人不明…佐渡沖を北北東へ
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台風6号は21日午後に近畿地方を通過し、日本海に抜けた。午後7時現在、佐渡沖を勢力を弱めながら北北東に時速70キロで進んでいる。
気象庁によると、同日午後7時現在、中心気圧は980ヘクト・パスカルで、暴風域はなくなった。22日午前には北海道・青森付近に接近する恐れもある。
警察庁の21日午後4時現在のまとめなどによると、静岡市の海岸でバーベキューをしていた21歳と20歳の男性2人が高波にさらわれて死亡。沖縄でもボードセーリング中の男性(36)が死亡するなど、全国で計4人が犠牲となった。
また、和歌山県美浜町の海岸で遊んでいた男性(19)が波にさらわれるなど東京と和歌山で2人が行方不明になったほか、大阪、京都、岐阜、三重、滋賀など西日本を中心に2府12県計40人が重軽傷を負った。
台風は発達した雨雲を伴っており、22日午後6時までの24時間で予想される雨量は、北海道で150―200ミリ、東北、甲信で120ミリ、関東で100ミリ、東海で80ミリ。気象庁は土砂災害や河川の増水への警戒を呼びかけている。
激しい風雨で、交通機関も大きく乱れ、21日午後6時30分までに、日本航空の計99便と全日空の計72便が欠航。東海道新幹線も同日午後1時10分ごろ、滋賀県近江八幡市西生来町の米原―京都間で、強風によって飛ばされた建物の屋根(縦約10メートル、横約50メートル)が架線を切断、送電がストップし、同区間で同8時10分ごろまで上下線とも運転を見合わせた。
この影響で、同新幹線は一時、東京―名古屋間で折り返し運転となるなど計94本が運休した。また、東海汽船(東京都港区)によると、東京・竹芝桟橋と大島を結ぶ高速船など計13便が欠航した。
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