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2004/06/20(日)
がんの原因知ってますか? 主因の「偏食」低い認知度
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がんになる最大の原因は「ウイルス・細菌」、次いで「たばこ」「ストレス」−−。日本人がこんなふうに考えていることが20日までに、厚生労働省研究班(主任・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)の意識調査で分かった。 米国の研究では「塩分の取りすぎ」「野菜や果物不足」といった偏った食生活が、たばこと並ぶ最大原因に挙げられているが、今回の調査では認知度がかなり低かった。 津金部長は「がん予防をうたった健康食品などの関心は高いのに、バランスの良い食事でがんをかなり防げることは正しく理解されていない」と指摘している。 調査は昨年12月、全国の成人男女2000人を個別に訪問して実施。1355人(68%)が回答した。 12項目を挙げて「これが無くなれば日本に発生するがんを何パーセント防げると思うか」と質問した結果、昨年の世界的な新型肺炎(SARS)騒ぎが影響したためか「ウイルス・細菌」が最も高く、平均して51%。
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