|
2004/06/12(土)
小6女児の両親から謝罪手紙、父は受け取らず
|
|
|
長崎県佐世保市の小6女児殺害事件で、観護措置中の女児(11)の両親から、亡くなった御手洗怜美(みたらい・さとみ)さん(12)の父、恭二さん(45)あてに謝罪の手紙が届いたと、恭二さんの代理人の八尋(やひろ)光秀弁護士が12日に記者会見し、明らかにした。恭二さんは「まだ見ません」と受け取っていない。
両親からは直接謝罪したいとの意向も、女児の付添人弁護士を通じて伝えられているが、恭二さんは「応じられる状況ではない」と拒否している。
八尋弁護士によると、謝罪の手紙は、女児の付添人弁護士を通じて2、3日前、郵送で八尋弁護士のもとに届いた。八尋弁護士は、恭二さんが読む気持ちになるまで開封せずに保管するという。
また、女児の付添人弁護士が精神鑑定を申請したことについて、恭二さんが「真相解明のため、審判にはできるだけ協力したい。鑑定が実施されるのならば、未来につながるものとなることを期待したい」と語ったことを明らかにした。
八尋弁護士はさらに、女児に関する少年審判記録の閲覧や審判廷での遺族の意見陳述を長崎家裁佐世保支部に申請する考えを示した。申請は、怜美さんの四十九日法要が終わる7月下旬以降、遺族の意向を確認したうえで行う。
長崎市で昨年7月に起きた男児誘拐殺人事件では、遺族側が記録の閲覧、複写や意見陳述を長崎家裁に申請し、許可された。
|
|
|