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2004/05/05(水)
松坂屋大阪店が閉店 81年の歴史惜しむ客ら拍手
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「川の見える百貨店」として親しまれた松坂屋大阪店(大阪市)が5日、売り上げ不振を理由に閉店し、81年の歴史に幕を閉じた。閉店後、従業員らは正面玄関に並び、集まったなじみの客らを前に一礼。拍手がわき起こると、涙をこらえ切れない女性従業員も。 大学生の長女(20)と一緒に訪れた大阪市城東区の主婦北川亜由子さん(47)は「庶民的で気取らないところが好きで、20数年通い続けた。さみしい」と惜しんだ。 大阪店は1923年に大阪・日本橋に開店。66年に現在の京阪電鉄天満橋駅ビルに移転したが、梅田や心斎橋などの周辺繁華街に客を奪われ、移転後は一度も黒字にならなかった。 4月から続いた閉店売り尽くしセールは老舗閉店を惜しむ客が詰め掛け、約77億円の売り上げを記録した。跡地は京阪グループが来春までに「専門店ビル」をオープンさせる方針。(
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