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2004/05/16(日) <女子バレー>日本、ロシアに敗れる 五輪最終予選
バレーボールのアテネ五輪世界最終予選兼アジア予選女子大会は最終日の16日、東京体育館で4試合を行い、すでに五輪出場権を獲得している日本はロシアに0―3のストレートで敗れて初黒星を喫し、全勝での1位通過はならなかった。

 日本はロシアのパワーと高さに苦しんで第1セットを落とすと、第2セットも吉原(パイオニア)や大友(NEC)の移動攻撃や速攻が止められ、リズムをつかめない。第3セットは、大山(東レ)らを投入し、流れを変えようとしたが、ロシアに押し切られた。

ロシア  3 25―20 0 日 本

(5勝2敗) 25―18   (6勝1敗)

       25―19  

 ◇ワンランク上のバレーを目指すために必要な1敗

 高いカベが目の前に立ちはだかっていた。身長204センチのエース、ガモワに190センチ台の選手を加えたロシアのブロック。日本のスパイクは次々とはね返された。

 「ロシアの高さは分かっていた」と柳本監督は言う。日本はバックアタックを多用した。ロシアの高いブロックがサイドに流れた時、後方中央から狙う戦法だ。佐々木、栗原、大山が放つバックアタックは効果的だった。むしろ、柳本監督が強調したのは「ロシアの横の動き」だった。

 バックアタックを引き出すには、センターの大友や吉原が移動攻撃で相手のブロックをかく乱する必要がある。しかし、ロシアの長身選手は日本の前衛に合わせて素早く動く。多彩な攻撃を封じ込められた日本は、最後までリズムをつかめないままだった。

 過去3年で日本はロシアに1勝8敗。昨年は6月に2試合を戦い、連敗している。今回も結果的には完敗だが、大友は「自分たちのできることと、できないことがはっきりした」と話す。バックアタックに活路を見出した一方で、ブロックアウトの技術や強力なジャンプサーブへの対処法などはまだ磨く必要がある。その課題がクリアになったということだ。

 ストレート負けで大会を終えた日本。6月には欧州遠征、7月には日本で再びロシアやイタリアとの対戦が予定されている。有終の美は飾れなかったが、さらにワンランク上のバレーを目指すために、必要な1敗と考えるしかない。

 ■アテネ五輪アジア最終予選、日本女子…総括

 最後はロシアに完敗したが、日本は予選を首位で通過した。02年世界選手権の覇者イタリアを接戦で破り、アジアの強敵韓国にストレート勝ち。柳本監督が「まだ発展途上。今は85%ぐらい」と話すように、現在の戦力に上積みができれば、アテネの本番でメダルを狙える位置にはある。

 昨春に就任して1年余り。柳本監督が最も苦労したのは「選手の人選だった」という。吉原、辻(ともにパイオニア)、成田(久光製薬)らベテラン勢を代表復帰させる一方、栗原(NEC)、大山(東レ)、木村(東京・下北沢成徳高)といった10代トリオを起用。幅広い世代をまとめあげた手腕は見事だった。

 日本が急成長を遂げた背景には、守備の充実とバックアタックの精度が向上した点が挙げられる。守備専門のリベロ、成田に加え、光ったのは17歳の木村。レシーブに定評のある木村を今大会からレギュラーにすえ、日本はミスの少ないチームに成長した。

 攻撃面ではバックアタックを積極的に使えるようになり、攻めの幅が広がった。移動攻撃や速攻でセンターの吉原(パイオニア)や大友(NEC)が相手のブロックをサイドに引っ張り、空いた中央から栗原、大山、佐々木(パイオニア)がバックアタックを放つ戦法が奏功した。

 本番まで約3カ月。個々の技術をさらに高め、戦術の練り直しも必要だ。最終メンバーは欧州遠征を経て6月下旬に決まる。今大会で日本が得た自信は大きく、中国、ブラジル、米国、キューバといった強豪のメダル争いに割り込む余地は十分ある。

 【記録】韓国(6勝1敗)3―0プエルトリコ(2勝5敗)、台湾(1勝6敗)3―0ナイジェリア(7敗)、イタリア(5勝2敗)3―0タイ(3勝4敗)


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