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2004/04/07(水)
松井稼、衝撃デビュー! 本塁打&2二塁打でメッツを勝利に導く
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【ジョージア州アトランタ、6日】敵地ターナー・フィールドで行われたアトランタ・ブレーブスとの開幕戦で、初打席初本塁打という球団史上3人目の快挙を成し遂げたニューヨーク・メッツの松井稼頭央遊撃手。試合後、記者団を前にメジャー初舞台の感想を述べた。
打率.192と不振に喘いだオープン戦から一転、これ以上ない最高のスタートに「想像していた以上」と口を開いた松井は、メジャーの長い歴史の中でも14人目という初打席初球ホームランを振り返り「開幕戦の第1打席なので、ストレート系を待っていた。速い感じでベースを回った、興奮していた」とコメント。前日は自ら本塁打のチャンスはないと話していたことを指摘されると、「(本塁打なんて)本当に全く思っていなかった。相手のピッチャー(昨季21勝のラス・オティース)が良いので、負けないように初球を上から強く叩こうと思っていた」と語った。
右手中指を負傷した影響で出遅れ、オープン戦では精彩を欠いた松井だが、「オープン戦(最後の)3、4試合ぐらいは打席でリズムが非常に良くなってきて、打撃練習でもコーチが良いと言ってくれた。初球からストライクを振っていこうと思ってはいたけど、まさかいきなりセンターにホームランが行くとは思いなかった。誰も想像できなかったと思う、自分でも想像できなくてビックリしている」などと感想を述べている。なお、初打席初本塁打は、メッツではベニー・アヤラ外野手(1974年)、マイク・フィッツジェラルド捕手(1983年)に次ぐ史上3人目の快挙。また、シーズン開幕戦で先頭打者として初打席初ホーマーの偉業を成し遂げたのは、1938年のエメット・ミラーニ塁手(フィラデルフィア・フィリーズ)以来、実に66年ぶりのことだった。
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