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2004/04/02(金) 岡田阪神、史上最強打線に打ち勝った
【セ・リーグ、巨人3−8阪神、1回戦、阪神1勝、2日、東京ドーム】今季のセ・リーグが開幕。東京ドームでは巨人と阪神が激突した。巨人・上原浩治投手(28)は7回まで12三振を奪う力投をみせたが、勝利投手にはなれず。3日の29歳の誕生日を祝うことはできなかった。試合は阪神が八回に猛攻。一挙6点を奪い逆転。岡田新監督に初白星をプレゼントした。

 魔の時間は、実に36分間も続いた。虎の猛攻に立ち尽くすG投。3番手・三沢が今岡に中前タイムリーを喫して、3−5とひっくり返される。4番手・柏田を告げた堀内監督が、ベンチで帽子をとってつぶやいた。

 「まいったなあ…」

 勝利の女神は、岡田阪神との間を行ったりきたりしていた。その振り子が一気に虎に振れたのは、やはり八回だった。昨年99失点を喫した『魔の八回』。リリーフ陣の不安を、開幕戦から露呈した。

 「1点差だったからね。同点くらいにはなると思っていた。もうちょっと打てていればよかったけど。せめて同点どまり? そうなんだよな」

 堀内監督は、冷静に試合展開を読んでいた。上原を7回129球で降ろしたのも予定通り。後を「開幕の雰囲気もあるし、一番安全なベテランで」と前田に託した。その前田が一死から3連打で、上原から勝利投手の権利を奪ってしまう。「弁解の余地はありません。実力がない」と16年目の左腕はうなだれた。

 阪神打線の力からすれば、同点はやむなし。その読みは正しかった。だが、現実は新監督の最悪の読みをはるかに上回った。味方投手陣と相手打線の力量差に、開幕の緊張感と昨年のトラウマが加味されていたのか。

 「上原はがんばった。でも、いっぱいいっぱいだったろう…」

 川上も長嶋も、王も原も勝てなかった初采配(さいはい)のジンクスに、堀内監督もはまった。救いは、信念だけは貫いたことだ。中5日で回すと決めた上原を開幕だからと引っ張れば、開幕戦から先の見えない闘いを余儀なくされる。

 「自分の野球の形は作る」。上原と巨人の“次”のために、敗戦も甘んじて受け入れる。リリーフ陣の再構築。堀内巨人のいばらの道は、この一点から始まる。


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