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2004/04/14(水)
いかりやさん遺作に追悼クレジット 映画「恋人はスナイパー」
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3月20日にがんで死去した「ザ・ドリフターズ」のリーダーで俳優のいかりや長介さん(享年72歳)の遺作、映画「恋人はスナイパー 劇場版」(六車俊治監督)の17日公開を前に、東映などは本編の最後にお悔やみの言葉を入れることを決めた。
亡くなって28日後に全国146スクリーンで公開される「恋人―」でいかりやさんは、刑事にふんする水野美紀(29)の父親、円道寺雁太郎役で優しく味のある演技を披露。体調は万全ではなかったが、昨年9月の撮影に2日間参加した。
東映や同作製作委員会は「キャスト、スタッフの深いお礼の意を込めたかった」とこのほどフィルムの最後に「いかりや長介さんのご冥福を慎んでお祈り申し上げます」のクレジットを入れることを決定。すでに完成した作品に新たに加えるのは異例だ。
スナイパー役で共演したウッチャンナンチャンの内村光良(39)は「撮影の合間にドリフのエピソードを聞かせてもらった」のが今も忘れられないという。六車監督も「最後のカットを撮り終えた時、笑顔で『またやろうな』と肩を叩いていただいた。演技にかける意気込みに励まされた」と敬意を表していた。
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