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2004/04/29(木) 巨人・阿部が月間16本塁打、プロ野球タイ記録
巨人の阿部慎之助捕手は29日のヤクルト5回戦(神宮)で2本塁打を放って4月の本塁打を16本とし、1981年7月の門田博光(南海)と94年8月の江藤智(広島)が持っていた月間最多本塁打のプロ野球記録に並んだ。
 阿部は5回無死一塁でベバリンから左中間へ15号本塁打、先頭打者だった9回には吉川から左翼越え16号本塁打を放った。
 プロ4年目の阿部は開幕から好調で、9日のヤクルト1回戦(東京ドーム)から16日の広島1回戦(広島)まで6試合連続本塁打をマークした。阿部は30日の試合で新記録に挑む。

2004/04/28(水) 異変気づかず、運航停止まで20分以上
 東京都大田区の羽田空港で28日夜、強奪した車で男が侵入した事件で、最初に車が奪われてから空港側が全航空機の運航を停止するまで20分以上かかっていたことが国土交通省などの調べで分かった。男は車を次々奪って制限区域を暴走したが、空港側は約15分間異変に気づかず、航空機数機が着陸していた。車は滑走路を横切った可能性もあり、航空機と接触していれば大事故につながる恐れもあった。

 同省は事態を重視。全国の空港の制限区域入り口の点検や警備員の配置など再発防止措置を取るとともに、30日午前、羽田空港で緊急の保安委員会を開き、警察、海上保安庁、税関、入管、航空各社などと対策を話し合う。

 この事件の影響で、同空港の3本の滑走路は最大で約1時間40分間閉鎖され、34便が目的地変更、5便が欠航、97便が遅延し、3万1000人に影響が出た。

 一方、東京空港署の調べで、死亡した男は、住所・職業不詳、寺内利明容疑者(32)と分かった。28日午後6時半ごろ、川崎市川崎区で奪った乗用車で羽田空港まで来たという。警視庁は約100人が空港内外で不審物、不審者などを警戒しており、警備態勢の見直しが迫られそうだ。

2004/04/26(月) 「良心に反する仕事でも行動」 初めて4割超に
社会経済生産性本部が26日まとめた04年度新入社員意識調査で、「自分の良心に反する仕事でも指示通り行動する」との回答が43.4%に上り、初めて4割を超えた。給与や昇格で年功序列を望む傾向も過去最高に達しており、同本部は「厳しい就職活動を背景に、滅私奉公的なムードが強まっているのではないか」と分析している。

 「良心に反しても指示通り」と回答した人は、設問を設定した99年度が39.1%で、「できる限り避ける」の33.3%を上回っていたが、翌年度以降は逆転し、指示を優先させる割合は3割前後に下がっていた。昨年度も32.0%だったが、今春入社組は一転、11.4ポイントも急上昇した。

 同様な傾向は他の回答にも表れた。例えば給与は「能力主義」が大勢を占めるものの、「年功主義」も33.3%で過去最高、昇格でも「年功主義」を望む割合が3年連続で増えた。

 アフター5や休日の過ごし方でも、「友人との先約がある日に職場の飲み会に出る」と答えた人は64.2%と過去最高、会社の運動会など親ぼく行事に参加したくない人は20.2%で過去最低だった。

 同本部主催の新入社員研修の受講者を対象に3〜4月にアンケートを実施、741人から回答を得た

2004/04/25(日) 3選挙区とも自民が勝利 与党に参院選への自信
月の参院選の前しょう戦となる衆院統一補欠選挙は25日、埼玉8区、広島5区、鹿児島5区の3選挙区で投票が行われ、即日開票の結果、いずれも自民党公認候補(公明党推薦)が民主、共産両党の公認候補を抑えて当選した。年金改革、イラクへの自衛隊派遣、「政治とカネ」が主な争点だったが、与党は参院選に向けて自信を深め、民主党は戦略の練り直しを迫られる結果となった。与党は、3閣僚の国民年金保険料未納問題の影響は少ないと判断、年金制度改革関連法案の採決をはじめ、強気の国会運営で終盤国会に臨むとみられる。 

 公職選挙法違反の罪で起訴された新井正則前衆院議員の辞職に伴う埼玉8区補選は、自民党が党本部主導の公募で公認した柴山昌彦氏(38)が競り勝った。

 柴山氏は地元首長らに協力を求める一方、「自民党は変わった」と訴え、無党派層にも支持を広げた。終盤には自民、公明両党の幹部が連日のように選挙区入りし、自民党選対幹部は「公明党の支持母体の創価学会がフル稼働してくれたのが大きい」と指摘した。

 民主公認の木下厚氏(59)は新井前議員の事件を徹底的に批判し、都心に通勤する「埼玉都民」に的を絞った選挙戦を展開したが及ばなかった。共産公認の柳下礼子氏(57)は「自・民の接戦」に埋没した。

 広島5区補選は、池田行彦元外相(自民)の死去に伴うもの。池田氏の義理のおいである自民公認の寺田稔氏(46)が、宮沢喜一元首相の秘書だった民主公認の三谷光男氏(44)との「保守分裂選挙」を制した。

 寺田氏は「弔い合戦」を掲げるとともに大蔵官僚としての実績を訴え、妻の祖父である故池田勇人元首相の出身地の竹原市や郡部で票を集めた。池田元外相が所属した自民党堀内派が秘書団を長期派遣するなど全力投球し、「池田票」のつなぎ留めに成功した。

 三谷氏は自らの出身地で大票田の呉市を中心に、無党派層に加え保守層への浸透をはかったが、届かなかった。共産公認の松本進氏(51)は伸び悩んだ。

 山中貞則元通産相(自民)の死去に伴う鹿児島5区補選は、参院からの「くら替え」の森山裕氏(59)が「山中直系」を強くアピール、農林水産業者ら自民党支持層を手堅く固めて当選を果たした。民主公認の堅山勲氏(55)、共産公認の茅野博氏(60)は強固な保守地盤に阻まれ、支持を広げられなかった。

2004/04/24(土) 日本、北朝鮮に3−0 五輪出場権を獲得
東京・国立競技場が歓喜に揺れた――。24日に行われた女子サッカーのアテネ五輪アジア予選準決勝で、日本は北朝鮮を降し、96年アトランタ五輪以来2大会ぶり2度目の五輪出場を決めた。スピードとパワーで上回る北朝鮮に対し、積極的に前から当たっていった姿勢が勝利に結びついた。コンパクトな守りと速い攻守の切り替え。世界と戦うために掲げてきたサッカーが結実した。他の1試合は中国が1―0で韓国を降して五輪切符を獲得。日本と中国の決勝戦は26日午後6時半、広島ビッグアーチで行われる。

 これでアテネ五輪出場10チームが出そろい、本大会1次リーグの組分け抽選は、男子と同じ6月9日にアテネで行われる。

 ○日本3―0北朝鮮●

 日本は立ち上がりから攻めに出た。前半11分、川上が右サイドからゴール前にクロス。北朝鮮DFがクリアミスしたボールを、荒川が右足で決め先制した。その後は、北朝鮮の速い寄せにパスミスが目立ちペースを握られたが、ロスタイムに荒川が左サイドをドリブル突破。低いセンタリングをゴール前に入れると、北朝鮮DFチャン・オクキョンがオウンゴール。後半19分には、右CKから宮本がヘディングでゴール前に折り返し、大谷が右足で押し込んで突き放した。GK山郷の好セーブやDF陣の体を張った守りで、北朝鮮に得点を与えず逃げ切った。

 ◇試合経過

 日本は立ち上がりから攻めに出た。前半11分、川上直子が右サイドからゴール前にクロス。北朝鮮DFがクリアミスしたボールを荒川が冷静に右足で決め先制した。日本はその後は、北朝鮮の速い寄せにパスミスが目立つようになりペースを握られたが、ロスタイムに荒川が左サイドをドリブル突破。ゴール前に入れた低いセンタリングを北朝鮮DFチャン・オクキョンがオウン・ゴール。日本が前半を2点リードして終えた。

 日本は後半19分、右CKから宮本ともみがヘディングでゴール前に折り返し、そのボールを大谷未央が右足で押し込んだ。

 日本はその後、北朝鮮の猛攻にさらされたが、GK山郷のぞみの好セーブやDF陣が体を張った守備で踏ん張り、北朝鮮に得点を与えず逃げ切った。

 ■荒川選手の話 (先制ゴール)この大勢の観客の中で、やれたことがパワーになった。けがをしている時に支えてもらった人たちに恩返しできたかな、と少し思います。

 ■大谷選手の話 (3点目のゴールを決め)荒川選手も決めていたので、自分も決めたい気持ちが強かった。北朝鮮にはずっと負けていたので、絶対負けたくなかった。

 ■日本サッカー協会・川淵三郎会長の話 正直言って勝つのが難しいかなと思っていたが、今までで一番落ち着いていて、しっかり自信を持ってプレーしていた。今日は堂々たる勝利。うれしかったなあ、本当に。選手たちに敬意と感謝を伝えた。

 ◇「前へ」の気持ちで格上の相手から勝利奪う

 開始早々、沢穂希がこの試合にかける強い意気込みを身をもって示した。中盤で沢が厳しいプレスをかけてボールを奪ったのをきっかけに、日本は相手ゴール前まで一気に迫った。開始わずか30秒以内の速攻だった。

 この日の対戦前まで、北朝鮮との通算成績は1勝1分け7敗。しかも7連敗中。北朝鮮のスピードとパワーにいかに対抗するか。「前から追い込むコンパクトなディフェンス」に活路を見出そうとした。立ち上がり早々の沢の気迫あふれるプレーが、それを体現し、チームメートの闘争心にも火をつけた。

 先制ゴールを決め、貴重な追加点をおぜんだてした荒川。思い切りよくスピードに乗ったドリブルで攻め込むそのプレーも、沢が引き出したと言える。チーム全体の攻める気持ちは、相手の焦りやミスを誘う。荒川や大谷の「前へ」の気持ちが相手のミスを誘い、貴重な追加点を生んだ。

 女子のボール競技で既に五輪出場を決めているバスケットとホッケーは、予選で格上の韓国を降す金星を挙げた。ともに共通していたのは、難敵に立ち向かうのに「技術よりも気持ち」「何も考えずにやった」という気力と無心さだった。

 失うものは何もないという、いい意味での開き直り。この日の女子サッカーの日本も、同じ気構えを引き継いでいた。後半は攻め込まれる場面も増えて何度もピンチを迎えたが、体を張った守りでしのぎきった。

 大会前に「北朝鮮に勝つ最大のチャンス」とみていた上田監督。その言葉通り、日本は男子に続いてのアテネ切符を手に入れた。以前までのひ弱さを少しも感じさせない、堂々とした勝利だった。【阿相久志】

 ○…シドニー五輪を逃した時の悔しさをバネに、日本の正GK山郷が北朝鮮相手に何度も素晴らしいセーブを見せた。アトランタ五輪後に正GKの座を奪取した山郷は、シドニー予選を兼ねた99年米国W杯の予選リーグの3試合にフル出場。だが、ロシア戦で5失点、ノルウェー戦で4失点するなど、2敗1分けで決勝トーナメントに進めず、シドニーへの切符も逃した。それから5年。北朝鮮は何度もロングボールを放り込んできたが、キーパーとして円熟期に入ろうとしている山郷が落ち着いてDF陣に指示。後方からの指揮官としてチームをまとめた。

○…日本を上回る計15本のシュートを浴びせた北朝鮮に対し、日本は磯崎浩美、下小鶴綾らDF陣が体を張った守りを見せた。2月から本格的に代表入りした下小鶴は「ほんまに、うれしいです」と笑顔。

 「自分たちが何点取ろうと、90分間集中して無失点で終わろうと話し合っていた」と、リードにも浮かれることなく、守りに神経を研ぎすませ続けた。2列目からタイミングよくゴール前に襲いかかる北朝鮮のリ・クムスクの動きを見極める、21歳とは思えない冷静さも光った。上田監督が「長身(167センチ)で、90分間集中できる精神力と体力」と絶賛した通り、抜てきに見事に応えた。

2004/04/23(金) 愛ちゃん ダブルスでの五輪出場 一転して微妙に
女子卓球ダブルスの福原愛選手(15)=ミキハウスJSC=と小西杏選手(23)=ミキハウス=のペアが、アテネ五輪アジア予選で五輪出場権獲得の条件をまだ満たしていなかったことが23日、明らかになった。アジア予選で出場権を逃したとみられていた台湾ペアに、シングルスの世界最終予選(5月、オーストリア)でダブルスの出場権獲得の可能性が残されていたことが分かったため。

 日本卓球協会は25日の理事会で経緯を説明する方針。木村興治専務理事は毎日新聞の取材に対し「事実は認識しており25日の理事会で説明する。ただ協会としては福原組が出場権を獲得したというお墨付きは与えていない」と話している。同協会は14日に成田空港で両選手の帰国会見を開き、ホームページ上でも代表権獲得ペアとして両選手を紹介するなど出場権を獲得したものとみなしていた。国際卓球連盟(ITTF)の五輪出場権に関する規定の解釈をめぐる“勘違い”があったとみられる。

 ◇国際卓球連盟と日本卓球協会の間で行き違い

 卓球ダブルスの福原愛(ミキハウスJSC)、小西杏(ミキハウス)組のアテネ五輪出場が一転して微妙になった。五輪出場枠獲得システムが複雑なのに加え、国際卓球連盟(ITTF)と日本卓球協会の間で行き違いがあったため。協会は25日の理事会でドタバタのてん末を報告する。

 アテネ五輪の卓球はシングルスで代表を獲得した選手に加え、男女各22人がダブルスに出場。この22人のうち、女子のアジア枠は6人。アジア予選(4月9日〜13日、北京)の女子ダブルスでは1〜5位までのペアにシングルスで代表権を得ていない選手が1人ずつおり、この5選手がまず決定。6位の台湾ペアはともに、この時点でシングルス出場権を得ておらず、代表になるとアジア枠の「6」を上回るため、協会は7位の福原組(福原のみがシングルス代表権獲得)が繰り上がって代表権を得たとみなした。

 しかし、ITTFがその後ホームページで掲載した公式結果では、アジア予選の女子ダブルスで五輪出場権を確保したのは1―5位のペアだけ。ITTFの解釈では、6位の台湾ペアの一人が世界最終予選(5月、オーストリア)にエントリーしており、この選手がシングルスの代表権を獲得した場合、福原組の繰り上げ出場はなくなる。

 日本卓球協会の木村興治専務理事は「世界最終予選の結果が(福原組の五輪出場権に)絡むとは最近知った」と説明している。

2004/04/22(木) 亜美、笑顔復帰会見も…前途に根強い不安説
 歌手、鈴木亜美(22)=旧・あみ=の3年半ぶりのCDとなる新曲「強いキズナ」が22日、発売された。亜美は21日会見し、久しぶりの笑顔も見せたが、CDは出版社の文芸春秋社が書籍流通システムにのせる異例の販売方法。セールスの行方が気になるところだ。

 亜美の会見には約150人の報道陣が出席。カメラの連続フラッシュを浴び、亜美は「宇宙に飛び出しそうになる気分」とご機嫌だった。

 注目の新曲は「休業してファンの偉大さをものすごく感じて、その気持ちを詩にしました」と亜美が作詞。ミニ写真集とのセットで、書籍の取り次ぎ会社を通して全国の書店や一部のCDショップにも並ぶ。

 こうした販売方法は、所属レコード会社の違う森進一・森昌子夫妻が小学館からCDを販売したことがあり、新たな手法として注目されてはいた。

 「森夫妻の場合、昌子の権利関係の問題で、レコード店流通が取れなかった。亜美の場合も、途中で音楽出版社などが入り、権利関係が複雑になるのが嫌なんでしょう」(芸能プロ関係者)

 文春によれば、初版の5万部予定が、反応がよく2万部追加の計7万部。セールスはオリコンチャートには載らず、本のベストセラーランキングに登場することになり、書籍のトップ10入りも期待されるが、やはり出版ルートには懸念も多い。

 PR活動の面で、レコード会社による流通より不利になるからだ。

 「書店では、視聴もできない(笑)。ラジオや有線でかけてもらうことはできるが、ノウハウのない出版社の人間が、ラジオや有線関係者にどこまで食い込んでパワープレー(推薦曲)にしてもらえるか…」(レコード販売店関係者)

 音楽評論家の反畑誠一氏は、「亜美の人気ありきで出発した企画。いくらCD不況でも、書籍よりCDの方が、当たれば数字は大きくなるのに」と指摘する。

 熱狂的なファンは多いが、新たな広がりをみせないと前途は…。

2004/04/14(水) いかりやさん遺作に追悼クレジット 映画「恋人はスナイパー」
3月20日にがんで死去した「ザ・ドリフターズ」のリーダーで俳優のいかりや長介さん(享年72歳)の遺作、映画「恋人はスナイパー 劇場版」(六車俊治監督)の17日公開を前に、東映などは本編の最後にお悔やみの言葉を入れることを決めた。

 亡くなって28日後に全国146スクリーンで公開される「恋人―」でいかりやさんは、刑事にふんする水野美紀(29)の父親、円道寺雁太郎役で優しく味のある演技を披露。体調は万全ではなかったが、昨年9月の撮影に2日間参加した。

 東映や同作製作委員会は「キャスト、スタッフの深いお礼の意を込めたかった」とこのほどフィルムの最後に「いかりや長介さんのご冥福を慎んでお祈り申し上げます」のクレジットを入れることを決定。すでに完成した作品に新たに加えるのは異例だ。

 スナイパー役で共演したウッチャンナンチャンの内村光良(39)は「撮影の合間にドリフのエピソードを聞かせてもらった」のが今も忘れられないという。六車監督も「最後のカットを撮り終えた時、笑顔で『またやろうな』と肩を叩いていただいた。演技にかける意気込みに励まされた」と敬意を表していた。

2004/04/13(火) 救出を訴える家族 疲労も限界に近づく
イラク日本人人質事件は発覚から6日目の13日、現地からの表だった情報がなく推移した。家族は、心労に体の疲れが重なり、病院で点滴を受ける人も出始めた。それでも家族は前日に続いて政党を回ったり、海外メディアの取材を受けるなど3人の救出を必死に訴えた。その願いは知人、さらにその周辺、各地へと広がっている。

 ◇限界に近づいている家族の疲労

 「いい情報も悪い情報も入っていない」。イラクで人質となった3人の家族は13日午後7時半すぎ、東京都千代田区の北海道東京事務所前で記者会見した。ボランティア活動家、高遠菜穂子さん(34)の弟修一さん(33)は、疲れの色を隠せなかった。

 前夜から連絡役として事務所に居残った修一さんは、朝のラジオ番組の電話インタビューの途中で気分が悪くなり、約7分間中断した。昼過ぎには、同事務所職員2人に抱きかかえられるようにタクシーに乗り、病院へ向かい、点滴を受けて再び事務所に戻った。それでも、会見では「立てなくなるまで続ける。長期戦になることも含めて全力であたる」と語った。

 家族の疲労は限界に近づいている。NGO代表、今井紀明さん(18)の父隆志さん(54)とジャーナリスト、郡山総一郎さん(32)のいとこ、三浦道さん(31)はこの日、疲れた体を引きずるように、各政党を回った。前日、口頭で伝えた要望を書面にして手渡した。

 隆志さんは夜の会見で、各政党への要望書提出の様子を尋ねられたが、「頭がぼおっとして、誰と会ったのかもよく覚えていません」。この日の要望書には、前日に口頭で伝えた内容にはあった「自衛隊撤退要請」の文言を入れなかった。それについて隆志さんは「撤退を相手が要求してきたからこれまで入れていただけ。人命尊重を第一にしてほしいということだけです」と声を荒らげた。

 家族らは英国放送協会(BBC)東京支局のインタビューも受け、人質解放を訴えた。高遠さんの妹井上綾子さん(30)は、犯人グループに向けて「私たちは怒っていない。生きている姿を見せてほしい」と必死に呼びかけたという。今井さんの母直子さん(51)は「混乱しているイラクの中で、救出のため働いて下さっている方に感謝します」と語りかけた。

 取材は家族の希望で実現した。BBCはアラブ圏でも広く視聴されており、アラビア語のラジオ放送は特に聴取率が高いという。

2004/04/12(月) 「既に外国人12人が解放された」…イスラム党党首
イラクでの日本人人質事件で、ミズハル・ドレイミ・イラク人権擁護協会会長は12日午後(日本時間同夜)、読売新聞の電話取材に対し、誘拐犯と見られる組織との交渉で、人質に危害は加えないとの言質をとっていることを明らかにした。同氏はまた、人質解放交渉の問題点が「日本政府の態度に一切変化が見られないことだ」と指摘する一方で、「まもなく解放されるだろうと思う」と楽観的な見通しを示した。

 同氏はファルージャ一帯に居住する有力部族ドレイミ部族の一員で、同部族内での影響力は高く、アラブ要人とのパイプも太いとされる。1991年の湾岸戦争後、パリに本拠を置く「イラク人権擁護協会」に合流、旧フセイン政権に対する反体制運動に身を投じた。イラク戦争前後から、米国主導のイラク再建に反対し、占領反対の国内民族主義勢力結集を図っている。


イラクでの日本人を含む外国人誘拐事件で、解放交渉に従事しているイラク統治評議会メンバー、モフセン・アブドルハミド氏(イスラム党党首)は12日夕(日本時間同夜)、読売新聞の電話取材に対し、「既に外国人12人が解放された。外国人を誘拐している抵抗勢力は、(イスラム教スンニ派法学者組織)イラク・ムスリム・ウラマー協会の訴えに応え、われわれに対して、残る人質についても、全員を解放することを約束した。12日中にも解放されるだろう」と述べ、解決が近いとの見通しを示した。

 アブドルハミド氏は、日本人誘拐の犯行声明を出した「サラヤ・ムジャヒディン(戦士隊)」の名前や人質の国籍には言及しなかったが、一部で誘拐グループが固執していると伝えられている解放の「条件」についても触れておらず、武装勢力側が無条件解放を約束した可能性がある。

 スンニ派政党であるイスラム党は、イラク・ムスリム・ウラマー協会が支持母体。

 また、ミズハル・ドレイミ・イラク人権擁護協会会長は12日午後(日本時間同夜)、読売新聞の電話取材に対し、誘拐犯と見られる組織との交渉で、人質に危害は加えないとの言質をとっていることを明らかにした。同氏はファルージャ一帯に居住する有力部族ドレイミ部族の一員。

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