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2004/03/30(火)
松井秀の開幕戦は4の1、ヤンキースは打線がつながらずに敗戦
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ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜外野手が、東京ドームで行われたタンパベイ・デビルレイズとの開幕戦に2番レフトで先発出場。初回の第1打席で鮮やかな二塁打を放ち、今シーズン初安打を記録した。2打席目以降は、打球を外野へ飛ばすことができず、この日は4打数1安打の成績。試合は、強力打線を誇るヤンキースが、デビルレイズとの打ち合いに勝てず3対8で敗れ、記念すべき日本での開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。
初回、先頭のデレック・ジーター遊撃手が凡退したあと、東京ドームに詰めかけた超満員のファンから大声援を受けて今シーズン最初の打席に入った松井。デビルレイズ先発のビクター・ザンブラーノ投手に対し、カウント1−3からの5球目を捉えて右中間を破った。先制のチャンスを作った松井に応えたのは、4番のジェイソン・ジアンビー一塁手。2死となってからレフトスタンドへ飛び込む2ランを放ち、ヤンキースが2点を先制した。しかし、2打席目以降の松井は、ザンブラーノとのタイミングが合わなくなり、3回に打順が回ってきた場面ではピッチャーゴロ、5回の第3打席も二塁へのゴロに凡退。8回の打席では、デビルレイズ2番手のランス・カーター投手と対戦したが、三塁へのファウルフライに倒れた。
ヤンキースは初回にジアンビーの先制弾で幸先の良いスタートを切ったが、序盤を無失点に抑えていた先発のマイク・ムシーナ投手が、4回に2つの四球でピンチを作ると、2死からトビー・ホール捕手にライト前へ2点タイムリーを許して同点に追いつかれる。6回には、今季から加入したアレックス・ロドリゲス三塁手とゲイリー・シェフィールド右翼手の2本の二塁打で勝ち越したが、その裏、日本に来てから調子が上がってきているホゼ・クルーズ右翼手のソロであっさり同点に追いつき、さらには3連続二塁打で2点を勝ち越し。この試合で通算200勝を目指していたムシーナをマウンドから引きずりおろした。
7回には、かつてヤンキースの一員として活躍したベテランのティノ・マルチネス一塁手が、通算300号となる2ランを放つなどして、デビルレイズが3点を追加。投げては6回3失点のザンブラーノからマウンドを受け継いだカーターと、守護神のダニース・バエス投手が残りの3イニングを無失点に抑え、デビルレイズはヤンキースを相手に快勝して今シーズンの初戦をモノにした。
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