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2004/03/29(月) センサーの「死角」、事故時は拡大…三和が認める
東京都港区の六本木ヒルズ森タワーで、大阪府の溝川涼ちゃん(6)が自動回転ドアに挟まれて死亡した事故で、販売元の親会社「三和シヤッター工業」などは29日夜、記者会見し、事故当時、回転ドアの赤外線センサーの不感領域(死角)を、通常設定の「地上80センチから15センチ」から、「地上120センチから15センチ」に広げていたことを認めた。

 センサーの死角の拡大は、ビル管理会社「森ビル」側と合意の上で、昨年12月下旬に決定したいう。

 三和シヤッター工業などによると、森タワーで同月7日、涼ちゃんの事故とは別の自動回転ドアで6歳の女児が首などを挟まれる事故があったことを受け、子供の飛び込み防止のため、回転ドアの入り口脇に、上部をテープで結んだ2本のポールが置かれた。

 ところが、テープが風に揺れて、挟まれ事故防止用のセンサーの赤外線に触れ、センサーの誤作動が多発するようになったことから、同社の子会社「三和タジマ」と、森ビルからビル管理を委託されている会社「丸誠」の担当者が対策を協議。死角の拡大を決めたとしている。

 警視庁捜査1課が事故直後に行った現場の実況見分でも、事故の起きた回転ドアのセンサーの死角は「地上約130センチから15センチ」まで広がっていたことが確認されている。このため同課では、身長117センチの涼ちゃんはセンサーの死角に入り込み、緊急時に停止するはずのドアが停止しなかったとみている。

 同課が回転ドアを映した防犯ビデオを分析した結果、涼ちゃんは、小走りでポールの左脇をすり抜け、頭から回転ドアに入っていったことが分かっている。

 死角の拡大を決めたことについて三和シヤッター工業幹部は、「ポールを置いたことで安全性が増したと判断した。(死角を拡大しないと)誤作動が多く、お客さまに迷惑をかけると考えた」と話している。

 一方、事故があった回転ドアと同じ「シノレス」型の回転ドアは、森タワーの別の場所で7基、森タワー以外の10か所の施設でも15基が使われており、涼ちゃんの事故後に三和シヤッター工業側が緊急点検していた。

 同社側はこの日の会見で、森タワーの7基のうち数基も、センサーの死角が「地上135センチから15センチ」に変更されていたことを明らかにした。ただし、具体的な数は、「捜査中で答えられない」とした。

 また、森タワー以外の15基のうち、ビル工事などで使われていない2基を除く13基の点検の結果、うち3基の死角も、「地上130センチから15センチ」や「地上120センチから15センチ」に変更されていたという。

 ◆警視庁が現場検証◆

 警視庁は29日夜、事故のあった森タワーの自動回転ドアで現場検証を行った。検証は、同ビル営業終了後の午後10時から、捜査1課、鑑識課、科学捜査研究所の捜査員らで実施した。

 問題となっている赤外線センサーの死角範囲の確認や、センサーが設置された位置に問題がなかったかなどを詳しく調べた


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