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2004/03/15(月)
Qチャン無念!!代表選考から外れる
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「小出監督をオリンピックに連れて行けなかったことが一番悔しいし、悲しい」。アテネ五輪出場を逃した高橋尚子選手(31)は15日夜、都内で記者会見した。「またファンに元気な姿を見せたい」と努めて明るく振る舞い笑顔も見せたが、いつものはじけるような「Qちゃんスマイル」はなく時折、硬い表情ものぞいた。 黒のパンツスーツに白いシャツ姿で、小出義雄監督とともに会見に臨んだ高橋選手。 ホテルで寝ていて、代表発表の20分後の午後3時20分ごろに目が覚めたら、友達から携帯にメールが入っていて落選を知ったという。 「(アテネには)ずっと行きたい気持ちがあったし、自分が走っている姿を想像していたので残念」と語ったものの「陸上がこれで終わったわけではない」と現役引退はきっぱり否定した。 最後の選考レース、名古屋国際女子マラソンへの挑戦を見送ったことには「走っておけばよかったかという思いはあるが、最後に決断したのは自分。後悔はない」と笑顔で言い切った。
アテネ五輪の女子マラソン代表選考で落選したシドニー五輪の金メダリスト、高橋尚子選手は15日、小出監督とともに都内ホテルでの記者会見に出席し、現在の心境を語った。会見要旨は以下のとおり。
「アテネには行きたいという気持ちはあったし、自分が走っている姿を想像していたので、残念な気持ちはある。(名古屋国際に再挑戦しなかったことについて)こういう結果になったので、「走っておけば良かったのかな」という思いもあるが、最後に決断したのは自分自身なので、後悔はしていない。
ちゃんと結果が出たことで、気持ちはホッとしている。まだ陸上がこれで終わったわけではないので、やれること、やりたいことを監督と相談しながら、いろいろ選んでいきたい。
日本全国のいろいろなところで多くの声援をして応援してくださる皆さんに、また元気な姿を見せたい。生半可な気持ちで監督の練習メニューをこなすことはできませんので、しっかりと練習の目標を決めて、ちゃんとした体づくりをして挑んでいきたい。ここで陸上をやめるという気持ちは持っていない。
今回、自分も残念だったが、監督をオリンピックに連れていってあげることができなかったのが一番悲しい。また、スポンサーをはじめ会社の方など、期待を掛けてくれた人に、思いを返すことができなかったのが一番残念。
(補欠にも選ばれなかったが)補欠では監督の練習メニューをこなすことができないと思うので、(選ばれなくて)良かった。半年近くも先が分からない状態で練習時間を割いていくのであれば、それよりは記録だとか、(五輪と)同等に思えるような大会を目標に決めて、そこに全力でいく方がいい」
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