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2004/03/14(日)
NYのアーティスト、HIV陽性の集団ヌード撮影
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世界各地の公共の場で集団ヌード写真を撮影することで知られる著名芸術家のスペンサー・チュニック(37)が13日、新たな作品に挑んだ。 タイムズ・スクエアで全裸の人々を撮影する権利をめぐり、ジュリアーニ前ニューヨーク市長と争ったこともあるチュニック。この日は、マンハッタンの精肉業者が集中する地区にあるフランスビストロ料理店で、HIV(エイズウイルス)陽性の人々約100人を撮影した。 エイズ患者・HIV感染者のための雑誌「POZ」の創刊10周年を記念したイベントで、ビストロには、あらゆる体型の黒人や白人の男女が集まり、チュニックの指示に従い全裸でポーズをとった。 ニューヨークを拠点に活動するチュニックは、今回の作品は「アートの問題と社会問題を提起している」と説明し、見る者にHIV陽性の人々のもろさと同時に回復の力を感じさせたいと述べた。 一方、POZ誌のウォルター・アームストロング編集長は、このイベントの写真によって「HIVをおそれる人々に対し、患者も感染者も普通の人々と変わらないというメッセージが伝われば」と話した。
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