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2004/03/12(金)
日本テレビを厳重注意、総務省
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総務省は12日、映像を一瞬挟み込む「サブリミナル」的手法を採用した番組を放送した日本テレビ放送網に対し、「放送法の規定からみて問題」として、厳重注意の行政処分を実施し、再発防止策のとりまとめと3カ月以内の報告を求めた。 また日本民間放送連盟(民放連)に対し、放送基準見直しと各社への徹底を要請。NHKにも再発防止協力を求めた。 これを受けて民放連は同日、放送基準見直しを議論する「映像手法等研究特別部会」を3日に設置し、対策を進めてきたことを明らかにした。 民放連の放送基準では、サブリミナルを「アンフェアな手法で、放送に適さない」と定めており、放送法でも各局は基準に従うよう求めている。 日本テレビは、同社の番組「マネーの虎」で、1万円札の福沢諭吉の顔を0・2秒挿入しており、総務省はサブリミナル的な手法と判断した。 また同社の番組「踊る!さんま御殿!」でも、基準を上回って急激に光が点滅する個所があり「放送法に抵触する」と指摘。サブリミナル問題と合わせて、行政処分に踏み切った。
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