|
2004/03/31(水)
松井秀が今季1号2ラン、ヤンキース大勝
|
|
|
松井が東京ドームでヤンキースの一員として価値ある第1号本塁打を放った! デビルレイズvsヤンキースの日本開幕戦第2戦は、11安打、4本塁打と大型打線の本領を発揮したヤンキースが圧勝した。「2番レフト」で先発出場した松井は、5打数2安打1本塁打3打点の大活躍で、チームにシーズン初勝利を呼び込んだ。
1点を追いかける3回、2死一、二塁で松井の第2打席。スライダーを打って、痛烈に一、二塁を破る同点適時打。さらに第3打席、3対1とヤンキースリードの4回、1死一塁から真ん中に入ってきたストレートを振り抜くと、右中間スタンドに飛び込む今シーズン第1号の2点本塁打となった。すごい大歓声の中、松井はベースを1周。「大歓声がすごかった。最高に幸せだった」と振り返った。
松井の一打で、前日つながりに欠けた打線がうそのように爆発した。ポサダが2打席連続本塁打を放てば、不振で9番に下がっていたロフトンも打って、走って、チャンスを作った。ロドリゲス、ジアンビーの主軸が無安打だったが、それを感じさせないほどだった。
また先発のブラウンが好投。変化球を低めに集めるベテランらしい冷静な投球術で、デビルレイズ打線を封じた。またゴードン、リベラと中継ぎ、抑えも無安打リレーを見せた。
デビルレイズ打線は、ブラウンの立ち上がりを攻めて、1点を先行したが、2回以降は淡白な攻撃が目立った。また、投手陣は全員で9四死球を与える制球難が痛かった。四球で走者をためて、甘い球を痛打された。
■松井 「本塁打のベース1周は最高に幸せだった」
(5打数2安打1本塁打3打点の活躍でMVP) 今日の試合は良かったです。みなさんの声援がすごく力になって、ボクの背中を後押ししてくれた。ここで過去、いくつホームランを打ったか分からないですけど、その中でも、どれにも負けないぐらい素晴らしい本塁打でした。
あの場面はいつもどおりの気持ちで打席に入れた。1死一塁の場面で、作戦的に何があってもおかしくない場面だったので、サインを見ました。打席に入っても冷静でした。
感触は完ぺき。打った瞬間、入ったと思いました。(本塁打を打って、ベース1周する時の大声援は)すごかったです。最高に幸せな気分でした、あのベース1周は。ファンを安心させた? 今シーズは期待して下さい。
今日のヤンキースはすごかったですね。ファンの心理で見てました。これから1年間、今日のような試合をできるように頑張りたいです。今年は、昨年かなわなかったワールドチャンピオンが目標。それしかないです。ワールドチャンピオンを狙う気持ちでプレーし続ければ、いいパフォーマンスができると思います。
日本滞在は素晴らしい日々でした。みんなの声援がすごくて、温かくて、パワーにつながりました。今後はちょっと遠いけど、大きな声で応援して下さい。
|
|
|
|