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2004/12/29(水)
東京で初雪 関東など各地でも観測
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強い寒気と前線を伴う低気圧の影響で関東地方など太平洋側では29日未明から平野部でも雪が降り、東京都心などで初雪を観測した。気象庁によると、東京都心の初雪は平年より4日早く、去年より2日遅い。 気象庁は同日夜にかけて都心部で1センチ前後の積雪を予想しており、太平洋側の各地で積雪が見込まれるが、大雪にはならないという。 ほかに初雪となったのは千葉、前橋、熊谷(埼玉県)、甲府、奈良など。宇都宮の初雪は平年より16日遅い。鹿児島の桜島では初冠雪となった。 気象庁によると、低気圧は本州の南海上を北東に進んでおり、各地で雪や雨の不安定な天気となっている。前線が通過する30日には西高東低の気圧配置に変わり、太平洋側は晴れる地方が多い見込み。
■雪の中で帰省ラッシュ 高速道路と航空に影響
年末年始を故郷で過ごす人たちの帰省ラッシュが29日、始まった。この日未明から関東地方で降りだした初雪などが、高速道路の渋滞や空の便に影響した。 日本道路交通情報センターによると、降雪により東北自動車道は福島県の本宮−福島西インターチェンジ(IC)間の下り線で通行止めになっているほか、白河ICを先頭に下りで約17キロ渋滞した。 空の便も積雪で仙台空港が閉鎖されており、日航と全日空は仙台離着陸の便計11便が欠航、約750人に影響が出た。羽田空港は雪の影響がなく、各地へ向かう便は29日、30日とも終日ほぼ満席の状態が続く。 新幹線は雪の影響を受けていない。博多や新大阪に向かうのぞみの自由席乗車率は150%。ピークは30日と31日のいずれも午前で、さらに乗車率が上がる見込み。
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