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2004/12/19(日)
<田臥勇太>解雇される サンズが発表
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米プロバスケットボール、NBAで初の日本人選手となった田臥勇太(24)が18日、所属のサンズから解雇された。球団が発表した。 田臥は11月3日の開幕戦(対ホークス)でデビューを果たし、10分間の出場で7得点を記録。NBAで2番目に低い身長175センチながら、スピーディーなプレーが全米の関心を集めた。しかし選手層が厚く、好調なチームの中で出場は24試合中4試合。いずれも大差のついた終盤の短時間に限られていた。 今後、他球団から獲得希望があれば、そのチームへ入団。そうでない場合は、マイナー移籍することになりそうだ。 サンズのブライアン・コランジェロ・ゼネラルマネジャー(GM)は「彼が力を伸ばすには、試合出場の機会を増やす必要があると判断しての決定。これで、彼とのつながりが切れたわけではなく、今後も成長ぶりをしっかりと追っていく」との談話を発表した。
◇壁の高さを痛感
NBA初の日本人プレーヤーとなった田臥がサンズを解雇された。開幕から24試合。改めてNBAの壁の高さを痛感させられることになった。田臥は今後、他チームからの獲得希望を待つことになる。 田臥は秋田・能代工高時代に1年からレギュラーとして出場。3年連続で高校総体、国体、全国高校選抜の高校3冠を獲得した。米国に留学後、02年にスーパーリーグのトヨタ自動車でプレーし、新人王に輝いた。昨季はナゲッツでNBA出場を目指したが、開幕直前に解雇され、独立リーグでプレーした。 今季、サンズ入り。キャンプでの選抜を経て、開幕時の登録メンバーに残った。11月3日の開幕対ホークス戦で7得点。同6日のネッツ戦ではリバウンドを記録し、いったん故障者リストに入った後、復帰していた。出場4試合の通算記録は、7得点、3アシスト、4リバウンド。 ▽田臥勇太の話 機会を与えてくれたサンズとファンに感謝している。チームの一員であり続けることができなかったのは残念だが、このレベルに達していることもわかった。またNBAで経験を積めるようにしたい。
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