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2004/12/16(木)
出火同時刻にかご盗んだ女を逮捕…ドンキ大宮大和田店
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埼玉県警大宮署は１６日、ディスカウント店「ドン・キホーテ大宮大和田店」（さいたま市見沼区大和田町）で毛布を焼く放火事件があった１５日に、同店から買い物かごを盗んだとして、さいたま市中央区の無職の女（４７）を、窃盗容疑で逮捕した。
同署は、同店内の防犯カメラの記録と照合し、放火事件との関連も調べている。
調べによると、女は１５日午後３時５分ごろ、同店から買い物かご１個（８００円相当）を盗んだ疑い。同店の警備員が、かごを持って店を出る女を目撃、後を追ったが、女は乗用車に乗って逃げたという。
同店ではほぼ同時刻に寝具売り場の毛布７枚が燃え、現場から灯油のようなものが染み込んだ布が見つかっている。
女は１１月１８日にも開店前の同店の自動ドアを金づちで割って店内に侵入し、ボストンバッグなど６万円相当の商品を盗み、同署に現行犯逮捕されたが、簡易鑑定の結果、刑事責任能力がないと判断され、今月８日、起訴猶予で釈放されていた。
女が乗って逃げた車の車種と色が、１１月に逮捕された際に使っていた車と同じだったことなどから、同署員が女の自宅前で待機していたところ、午後７時ごろ女が車で帰宅。車内から買い物かごと値札のついたままの腕時計など約１０万円相当の商品が見つかった。女は「かごは持ってきていない」と容疑を否認しているという。
■都内のドンキ、違反１００件超 東京消防庁の立ち入りで
ドン・キホーテ連続放火事件で、東京消防庁が都内のドンキ各店、系列店に１４日から行っていた立ち入り検査で、調べた２７店のうち１９店で計１０７件の消防法などの違反があったことが１６日、分かった。
東京消防庁は９−１０月にも都内の全３１店を検査し、１９５件の違反を指摘。いったん是正していながら、再び違反が繰り返されており、ドン・キホーテの火災に対するずさんな認識が浮き彫りになった。
同庁によると、１０７件のうち１件では、階段に商品などが置かれ危険性、緊急性が高く、措置命令を出した。ほかに商品がうずたかく積まれスプリンクラーの水が行き届かない違反などもあった。
東京消防庁は今後も、未実施のドンキ店舗を含む、都内の大型量販店の立ち入り検査をする。
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