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2004/11/07(日)
真優ちゃんの遺体収容 地震発生から16日目
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新潟県中越地震で、県と県警は7日午後3時半前、長岡市で車ごと土砂崩れに巻き込まれ死亡が確認されていた皆川真優ちゃん(3つ)=魚沼市(旧小出町)=を収容した。長岡署によると、車が岩石でつぶされるなどして、ほぼ即死だった。真優ちゃんは地震から16日目に、父学さん(37)ら家族の元に戻った。 県災害対策本部によると、午前6時すぎから無人の重機を遠隔操作して車周辺の土砂を除去。現場の安全を確認した後、県警機動隊員約20人が収容作業に当たった。 車は前部を上にして埋まった状態で、V型に折れ曲がっていた。真優ちゃんは狭いスペースに挟まれていたため、屋根を切断し、つぶれたドアを開けて外に出したという。 機動隊の阿部善範副隊長は「真優ちゃんを収容した後、花と線香とジュースとお菓子を供えた」と話した。合掌したり、体に付いた泥をぬぐってあげた隊員もいたという。
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