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2004/11/11(木) <日米野球>松坂が1失点で完投勝利 全日本が2連勝
「イオン オールスターシリーズ2004 日米野球」(日本野球機構、毎日新聞社主催、スポーツニッポン新聞社後援)第6戦は11日、札幌ドームに3万5000人の観衆を集めて行われ、松坂(西武)の好投で全日本が5―1で勝って連勝、対戦成績を2勝4敗とした。松坂は日米野球での日本選手としては、84年に川口(広島)がオリオールズを完封して以来の完投勝利をおさめた。全日本は二回に岩村(ヤクルト)の適時二塁打で先制し、八回には佐伯(横浜)のこのシリーズ全日本初アーチも出て快勝した。最も活躍した選手に贈られるMIP賞は松坂が獲得した。
 第7戦は12日、ナゴヤドームで午後7時から行われる。大リーグ選抜は石井(ドジャース)、全日本は上原(巨人)がそれぞれ2度目の先発の予定。
○全日本5―1大リーグ選抜●
 全日本は二回、岩村の左中間二塁打などで2点を先取、五回に1点を加え、八回には佐伯のこのシリーズ全日本初の本塁打などでダメ押し。大リーグ選抜は六回にウィルソンの二塁打で1点を返すのが精一杯。緩急をつけた松坂を最後までとらえきれなかった。
 ▼ボウチー監督 野球とはシンプルなもの。ピッチャーがいいと、勝てる。松坂は、すべての球種とコントロールが素晴らしかった。ゲームの組み立て方もわかっている。今の時点でも、メジャーで通用するだろう。明日からは、打線に頑張ってもらわなければ。
 ▼全日本・王監督 松坂はコントロールが良かった。この時期に完投できる意識がすごい。取り組みの姿勢を他の投手も見習ってほしい。打線もバットが振れてきたので、残り2戦が楽しみだ。
 ◆松坂に重量打線もお手上げ
 意外にも日米野球の舞台は今回が初めて。開幕前から「すごく楽しみです」と話していた松坂は、一回を3者凡退に退けた後、実にうれしそうな笑顔を見せた。シーズン中は決して感情を表に出さない。中学時代からあこがれ続けるメジャーとの対戦を、心底、楽しんでいた。
 調整不足を理由に、第2戦(6日)の先発を回避して照準を合わせてきただけのことはあった。初球から球速150キロを記録し、4回まではパーフェクト。3日の12球団東西対抗戦以来の実戦とあってキレの有無が心配されたが直球、変化球ともに、ほぼシーズン中と同様のレベルに仕上げてきた。
 五回にチーム初安打を放った大リーグ選抜の4番・アルーも、「素晴らしいピッチングだ」と脱帽気味。六回無死一塁からウィルソンの左前適時二塁打で零封こそ免れたが、高低をうまく使った松坂―城島のアテネ五輪日本代表バッテリーの前には、重量打線もお手上げの状態だった。
 プレーオフ、日本シリーズで大車輪の働きを見せ、この日も「日本のエース」らしい投球をしっかりと披露した松坂。日本一に結婚発表、そして日米野球での活躍と、最高の形でプロ6年目を締めくくった。そして、「今すぐにでも行きたい」というメジャーへの思いは、一層強くなったに違いない。【安藤由紀】
 ○…全日本の岩村が絶好調だ。前日まで14打数6安打で両チーム最高の打率4割2分9厘を残しているが、この日も二回無死一、二塁で左中間に先制の2点二塁打。好機に「よだれをたらしながら打席に向かった」という。赤をトレードマークにしているだけに「(相手先発の)レッドマンには負けたくないですから」と、これも冗談まじりのセリフ。2年ぶりのゴールデングラブ賞受賞に花を添える活躍に、口調も滑らかだった。
 ○…大リーグ選抜の二塁手・コーラがファインプレー。四回無死二塁、和田の二ゴロを判断良く三塁へ送球し、二塁走者・城島を間一髪でアウトにした。捕球してからの素早さと強肩は大リーガーならでは。今年1月に右腕骨折のアクシデントに見舞われながら復活した守備の職人が、スタンドをわかせた。
 ○…四回までパーフェクト投球の全日本先発・松坂からチーム初安打を放ったのが大リーグ選抜野手最年長の38歳・アルー。五回無死、直球を中前へ運び、大リーガーの意地を見せた。「松坂は素晴らしい投球。みんなは当て損なっているので、とにかくシンに当てなければと思った。たまたま真ん中に直球が来たのでヒットになっただけ」と松坂をたたえた。
 ○…全日本の3番・小笠原が適時打を放ち、札幌ドームでの試合に日本ハム勢の意地を見せた。五回2死三塁で、大リーグ先発の左腕・レッドマンの直球を右前へ引っ張る痛烈な一打。前日まで打率1割5分4厘と不調で、試合前は「楽しんでばかりではいられない。頑張っているが、結果が出ない」と首をかしげていたが、地元ファンに存在感を示すことができた。
 ○…大リーグ選抜2番のJ・ウィルソンがチーム唯一の得点をたたき出した。3点を追う六回2死一塁、松坂から左中間を破る二塁打を放ち、一塁走者のクロフォードを迎え入れた。昨季までは「守備の人」だったが、今季は打率3割8厘をマークした成長株。日米野球では前日まで11打数1安打、打率0割9分1厘と不振だったが、この日2番に抜てきしたボウチー監督の期待に応えた。
 ○…全日本に6試合目で待望の本塁打が出た。2点リードの七回1死、途中出場の佐伯が大リーグ選抜4番手・ロドリゲスから右翼席にアーチをかけた。大リーグ公認球球は日本の公認球よりも飛距離が出にくいとされ、全日本打線は苦しんできたが、プロの面目を保つ一発。「手応えは最高でした。日本チーム初のホームランを打てて感激しています」と興奮気味だった。
 ○…アテネ五輪柔道女子70キロ級金メダリスト、上野雅恵(三井住友海上)が始球式に柔道着姿で登場。「経験のないことなのですごく緊張した」といい、球を持たないままマウンドに上がってしまい、捕手から送球を受けたもののグラブではじいてしまう“失敗”も。全日本の1番・赤星への投球は外角に大きく外れる山なりのボールで「毎日練習してきたのに。キャッチャーの真ん中に届くはずだったのですが」と苦笑い。


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