|
2004/10/25(月)
<日本シリーズ>西武12年ぶり日本一 中日に4勝3敗
|
|
|
プロ野球の日本シリーズは25日、ナゴヤドームで第7戦を行い、パ・リーグ覇者の西武ライオンズが7―2でセ・リーグ優勝の中日ドラゴンズを降し、4勝3敗で12年ぶり9度目(前身の西鉄時代を含めると12度目)の日本一となった。 伊東勤監督(42)は02年の巨人・原辰徳監督以来、歴代7人目となる就任1年目での優勝。中日の50年ぶり2度目のシリーズ制覇はならなかった。西武は公式戦2位だったが、今季パ・リーグに導入されたプレーオフ制度で公式戦1位のダイエーホークスを破り、逆転優勝で日本シリーズに進出した。最高殊勲選手(MVP)には石井貴投手(西武)が選ばれた。 ▽西武・伊東監督 信じられない気持ち。本当に選手がよく頑張ってくれた。(選手に)悔いの残らないようにと言った。プレーオフから選手たちは一試合一試合、成長して力を付けてきてくれた。負ける気はしなかった。 ▽中日・落合監督 (サバサバした表情で)勝負事に負けて悔しくない人間はいないだろ。日本一になるという選手、ファンとの約束を最後に果たせなかったのは監督の責任だ。来季に向けて宿題を残した。課題? 今日はもう何も考えたくないよ。明日から考える。 ▽西武・石井貴 昨日(松坂)大輔がいい投球をして、何とか男気に便乗した感じ。(MVPについて)まさかこんな賞をいただけると思わなかったが、この2年間、右肩痛からリハビリして来て良かった。 ▽小池パ・リーグ会長 西武ライオンズ、12年ぶりの日本一おめでとう。新たに導入したプレーオフ第1、第2ステージを見事に勝ち抜いての日本シリーズ制覇は、長い道のりでした。伊東監督、選手諸君は緊張の連続であり、また窮地を何度も乗り越えての日本一は、喜びも倍加したことでしょう。ファンの皆様にも白熱したポストシーズンの戦いを楽しんでいただけたことと思います。 ▽豊蔵セ・リーグ会長 驚異的な西武打線のパワーに脱帽です。石井投手も見事な力投でした。中日も50年ぶりの日本一はなりませんでしたが、シリーズを通してみれば、セ・リーグの覇者の名に恥じない堂々たる戦いぶりだったと思います。 グラウンド内外で激震が続いたシーズンでしたが、今シリーズは、スリリングな試合の連続でファンに感動を与え、野球そのものの面白さを改めてアピールしてくれた意義深い7試合でした。
|
|
|
|